福岡天神内視鏡クリニックブログ

身体に良いコーヒーの飲み方とは?

こんにちは、医師の中島です。

 

突然ですが、皆さん、コーヒーはお好きですか?

私は以前はカフェオレを好んでいましたが、27歳の時に長崎で初めて食べたアフォガート(バニラアイスにコーヒーをかけたイタリアのデザート)をきっかけにブラックコーヒーのおいしさを覚え、それから日常的に飲むようになりました。それほど強いこだわりはありませんが、酸味の少ない深煎りコーヒーをよく飲んでいます。

コーヒーの香りで癒され、飲んで身体に沁み渡り、コーヒー好きの方にとっては至福の時間ですよね。

そこで今回は、コーヒーを単なる嗜好品として飲むのではなく、コーヒーの良い効能を存分に享受できる身体に良いコーヒーの飲み方についてお話します。

 

☕️コーヒーを飲むべき時間帯とは?

朝、眠気覚ましにコーヒーを飲む人は多いと思いますが、逆に眠気やだるさを引き起こす原因となってしまうことがあります。起床時、私たちの体内では、”やる気スイッチ”である「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。しかし、この時間帯にコーヒーを飲むと、コルチゾールの働きが抑制されて覚醒効果が失われるうえ、カフェインに対する耐性がついて、コーヒーの効果が薄れてしまう可能性があります。

ですから、コーヒーはコルチゾールの分泌が減るタイミングを狙って飲むのが賢い飲み方ということになります。具体的には朝9:30~11:30頃と、午後14:00~17:00頃。出社直後や午後の少し眠くなる頃のタイミングでのコーヒーブレイクが正解なのです。

また、夜の残業中にがぶ飲みをしてしまうと、就寝時に頭が覚醒して寝つけないこともあるので、飲みすぎには要注意です。

 

☕️カフェインの効果を活かすには?

ご存知のようにコーヒーにはカフェインが含まれ、交感神経を優位に働かせる作用があり、やる気を引き出してくれます。ここぞというときに飲めば、頭の回転が速くなり、集中力も高まります。

ちなみに、カフェインの覚醒効果が出始めるのはおよそ30分後なので、仕事や勉強になどに活かしたいときは30分前に摂るといいでしょう。

 

☕️コーヒーの適正量は1日何杯まで?

カフェインには覚醒作用がある一方で、とりすぎはかえって体内リズムの乱れや疲労の原因になります。

アメリカ食品医薬品局のガイドラインによると、カフェインの摂取量の上限は健康な成人で1日約400mgまで。マグカップ(237 ml入り)で1日3杯を目安に、その日の体調や気分で調節するようにしてください。

カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は最大200 mg/日までとされています。

なお、カフェインは、日本茶や紅茶、栄養ドリンクなどにも含まれます(例えば、ドリップコーヒーが150mlでカフェイン 100mgなのに対し、玉露は150mlで180mgのカフェインが含まれます)。

コーヒーだけでなく、飲み物・食べ物全体でのカフェイン摂取量に気を配りましょう。

 

いかがでしたか?

コーヒーの良い効能を得るために、美味しく、賢く活用したいですね。

 

週の中日ですね、一息ついて後半も頑張っていきましょう。

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