26.03.02
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ビタミンDの血中濃度が上がらない理由を解説します!
おはようございます。医師の秋山です。 福岡院では、オーソモレキュラー栄養解析の血液検査を行っています。約70項目の血液検査データを測定し、どんな栄養素が足りないかを指導するのですが、ビタミンDのサプリメントを飲んでいるのにビタミンDの血中濃度がなかなか上がらない人を見かけます。 そこで今回は、なぜビタミンDの血中濃度が上がらないのかを解説したいと思います。 ①ビタミンDのサプリメントに含まれるビタミンDの含有量が少ない。 これは一番多い原因ですね。ドラッグストアで売っているビタミンDサプリメントは、多くて1日1,000~1,200I.U.程度です。これだけの量ではほとんどビタミンD血中濃度は上がらないです。 理想は1日4,000I.U.ですので、しっかりとビタミンDが含まれているサプリメントを買いましょう。 ②空腹時に飲んでいる。 ビタミンDは脂溶性ビタミンですので、食べ物に含まれる脂分がビタミンDの吸収効率を上げてくれます。 ちなみに、空腹時内服と食後内服では、最大で50%も吸収率に差があると言われています。朝起きてすぐにビタミンDサプリメントを飲んでいる人が多いので、必ず食後に飲むようにしましょう。 ③肥満体型である。 ビタミンDは脂溶性ビタミンであるがゆえに、体内の脂肪組織に沈着するケースが多いです。一説には、肥満体型の人は、痩せ型の人の2~3倍ものビタミンDを飲まないと血中濃度が上がらないとも言われています。ただ、上限量を超えて飲むのはおすすめしません。 ④吸収を阻害するような薬を飲んでいる。 自分が普段飲んでいる薬を見直してみましょう。以下の薬を飲んでいると、ビタミンD血中濃度が上がりにくいと言われています。 ・抗てんかん薬 ・ステロイドホルモン ・抗HIV薬 ・抗結核薬 ・胃酸分泌抑制薬 この中で一番ポピュラーなのは、やはり胃酸分泌抑制薬ですよね。結構飲んでいる人って多いです。 胃酸分泌抑制薬は、本当に毎日飲む必要があるのかもう一度考え直してみるのもいいかもしれませんね。 ⑤喫煙、あるいは過度の飲酒をしている。 一般的に、喫煙者はビタミンDの血中濃度が上がりにくいです。喫煙により、ビタミンDの分解が促進されるからと言われています。 また、喫煙ほどではありませんが、多量飲酒者も、肝機能障害を認めることにより、間接的にビタミンDの血中濃度が上がりにくくなると言われています。 ⑥体質的に血中濃度が上がりにくい。 上記に挙げた原因全てに当てはまらないのに血中濃度が上がらない場合、体質としてビタミンDの血中濃度が上がらないケースがあります。 ざっとこんな感じですね。 ビタミンDの効果を最大限に生かすためには、血中濃度をできるだけ上げなければいけません。目標は、血中濃度が50ng/ml前後ですね。 ビタミンDのサプリメントを飲んでいる方は、一度ビタミンDの血中濃度を測ってみましょう。そして、もし血中濃度が低ければ、何らかの理由があるはずですので、上記のことを1つ1つ確認していきましょう。 それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

























