平均寿命が女性87.26歳、
男性81.09歳と
男女ともに
過去最高齢を更新しました
UPDATE LIFE EXPECTANCY
男性は6年連続、女性は5年連続で過去最高齢を更新しています。
医療が発展している現在、今後も平均寿命が更新されていくことが予想されています。
このような高齢化社会が進んでいく中で、私達にとってとても重要なことは
「健康寿命も伸ばしていくこと」
だと強く断言できます。
現在、
平均寿命(病気であったり、寝たきりであっても、とにかく生きている年齢)と
健康寿命(生き生きと活力あふれて健康な生活ができている年齢)との差は
“約10歳”と報告されています。
この差の数値は医学・医療の発展により平均寿命が長くなると同時に食生活の乱れや運動不足などにより
健康寿命が短くなっているため年々大きくなってきています。
このことは、亡くなるまでの10年間は何かしらの病気になって、寝たきりになったり、
苦しみながら生きていることを示しています。
なぜこのような平均寿命と健康寿命の差が生まれるようになったのでしょうか。
その一番の理由は、
「医学・医療技術の進歩」
であると考えます。
外科手術では、より身体に負担が少なく手術が行えるようになりました。
また「新しい内服薬の開発」により、病気の治療についての発展も進んできました。
つまり平均寿命が延びたために、平均寿命と健康寿命との差が大きくなってきたのです。
平均寿命と健康寿命との差が大きくなればなるほど、
高齢者本人のQOL(生活の質)が低下する期間が長くなりますし、
高齢者を介護する家族にとっての時間的・経済的負担も大きくなってきます。
ではどうすれば、平均寿命と健康寿命との差を小さくすることができるのでしょうか。
平均寿命が延びて行くことは確実とされていますので、
今後は、
「工夫をして
健康寿命を延ばすこと」
が大切になってくるでしょう。
今回は内服薬にターゲットをあてて、健康寿命を延ばすことを考えてみたいと思います。