目次
01 腹部の癌が心配な方
02 脂肪肝が心配な方
03 肝機能障害を指摘された方(γGTP、AST(GOT)、ALT(GPT)、TB(総ビリルビン)が高値)
04 腎機能障害を指摘された方(BUN、Crが高値)
05 高脂血症を指摘された方(LDLコレステロール、中性脂肪)
06 みぞおちの痛み、側腹部痛のある方
07 特に症状はないが、健康診断として受けたい方
上記の症状が該当する方は腹部超音波検査(腹部エコー検査)を受けるようにしましょう。
上記のような内臓に関する症状は問診や触診だけでは診断をしにくく、超音波を使用して詳細に検査を行う必要があります。
特に腹部は胃や大腸の他に膵臓や肝臓などの重要な臓器が多く存在しており、
重要な臓器であるということは癌などの命に関わる病気を抱えるリスクがあるとも言えます。
腹部症状に違和感のある方や健康診断で異常を指摘された方は早めにエコー検査を受診していただき、
ご自身の健康状態をしっかりと把握しましょう。
超音波(人の耳には聞こえない高周波の音波)を体表に当て、
臓器から反射された音波を画像化することにより疾患の有無を調べる検査です。
腹部エコー検査ともいわれます。
検査時の痛みや放射線を浴びることが無いため、体への負担が少なく安全に受けることが出来ます。
対象となる臓器は主に肝臓・胆のう・すい臓・腎臓・脾臓です。
おなかのガスや皮下脂肪の多い方は超音波が通りにくいため、CT等の検査が適用となる場合があります。
その場合は他施設と連携をとりご紹介させていただきます。
おなかのガスの発生を最小限に抑えたり、胆のうの収縮を防ぐため、以下の時間までにお食事を済ませてください。
常温のお水・お茶は飲んでいただいて構いません。
検査時間 | お食事を済ませる時間 |
---|---|
9時~13時台 | 前日22時まで |
14時以降 | 最低6時間前まで |
腹部超音波検査の場合、お着替えはございませんので、
おなかを出しやすい服、検査用ゼリーが付いても問題のない服装でお願いいたします。
おなかに画像を見やすくするためのゼリーを塗り、超音波が出る装置(プローブ)を当てていきます。
内臓の位置を固定したり病変の性状を確認するため、姿勢や呼吸についてお声掛けをさせていただきます。
検査時間の目安は約15分程度です。
肝臓・胆のう・すい臓・腎臓・脾臓の通常検査に加えて、肝臓の脂肪のつき方を超音波減衰法により測定します。これまで、肝臓の脂肪化は超音波画像の「見た目」で主観的に判断されていましたが、超音波減衰法の登場により、客観的に数値での評価が可能となりました。
例えば・・・
脂肪肝を指摘された方が食事・運動量等の改善を行い再検査を受けた時、「どのくらい脂肪化が改善されたか?」を「かなり改善」「少し改善」といった言葉ではなく、「数値」で明瞭にお伝えすることができます。
これまでは見た目で判断
数値で判断できるように!
測定値 | 判定 |
0.72 | 軽度脂肪肝 |
生活習慣改善の目標を立てやすい!
頑張った効果をより実感できる!
あなたの肝臓は大丈夫?
脂肪肝が原因で脂肪肝炎、肝硬変、肝がんを発生する場合が
あります。
生活習慣をととのえ「脂肪肝」の段階で放置しないことが大切です。
脂肪肝は放置せずに治しましょう!
横スクロールでご確認いただけます。
STEP
01
予約時間が9時~13時台の時は前日22時までに、14時以降の時は最低6時間以上前にお食事を済ませてください。
常温のお水・お茶は飲んでいただいて構いません。
当日の服装は、おなかを出しやすく、検査用ゼリーが付いても問題のない服装でお願いいたします。
STEP
02
WEB問診をお済ませの上、予約時間の5分前にご来院ください。
※紙面での問診をご希望の方は予約時間の15分前にご来院ください。
STEP
03
おなかにゼリーを塗り、超音波が出る装置(プローブ)を当てていきます。
多少の圧迫感はありますが、刺すような痛みなどの刺激はありません。
STEP
04
必要に応じて次回の診察の予約をしていただき、その後お会計となります。
お会計終了後は、テラス席を開放しておりますので、お時間がありましたらぜひご利用ください。
諸注意
01 お電話またはWEBでご予約をお願いいたします。
02
保険診療の場合、症状などを確認する医師の事前診察が必要です。
自費の場合は事前診察は不要です。
がん疾患(肝臓、胆のう、すい臓、腎臓など)
がん疾患は初期症状がなく、症状が現われてから検査を行うのでは手遅れになってしまう可能性があります。定期的な腹部超音波検査や内視鏡検査を行うことで、早期にがん疾患のリスクを発見することが重要です。がん疾患は怖いイメージがありますが、早期発見ができれば問題なく治せる病気です。
のう胞(肝臓、すい臓、腎臓など)
のう胞とは臓器の中にある体液が溜まってしまった袋状のものです。のう胞は細胞を含まないためがんになることはなく、症状なども特にありませんが、増大してくると痛みを伴う場合があります。のう胞の存在が明らかになっていない場合、原因不明の痛みに悩むことになりますのでやはり腹部超音波検査が必要になります。
結石(胆石、腎結石など)
結石とは石のような塊が体内の特定の箇所で発生してしまう病気です。胆のうや腎臓にできる結石(胆石・腎結石)は腹部超音波検査で発見することができます。結石は場所や大きさによっては痛みや血尿を伴うことがあり、早急な検査・治療が必要な場合があります。
胆のうポリープ
胆のうポリープとは胆のうの内面にできる隆起した病変の総称です。基本的には重大な病気になることはなく放置して良いものですが、まれに悪性ポリープがあるため、胆のうポリープが診断された際にはしっかりとした検査を受ける必要があります。また、症状がなく、自力の発見が困難なため定期的なエコー検査が重要です。
脂肪肝
脂肪肝とはお酒の飲みすぎや肥満体質などが影響して、肝臓に中性脂肪が溜まってしまう病気です。脂肪肝自体には症状はありませんが、生活習慣病などの病気を引き起こしやすくなるため治療の必要があります。日本人の3人に1人は脂肪肝といわれるほどありふれた病気になりますので、心当たりのある方は腹部超音波検査を行ってみることを推奨致します。
腹部超音波検査は保険が適用されます。
横スクロールでご確認いただけます。
1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
腹部超音波検査 | ¥1,000前後 | ¥2,000前後 | ¥3,000前後 |
健康診断 としてのご利用 |
¥5,500(税込) |
諸注意
01 ご来院の際は、必ず保険証をお持ちください。
年に1回は内臓の状態を
チェックしましょう!
腹部超音波検査はお電話またはWEBにてご予約を承っております。
ご質問をいただく形でも構いませんので、ご興味のある方は一度当院までお電話をいただけますと幸いです。
また当院にご来院いただいた際に医師にご相談をいただいたうえでご判断、ご予約をいただく形でも構いません。