一般診療
GENERAL PRACTICE

胃底腺ポリープ

胃に関する項目
胃底腺ポリープ
胃底腺ポリープは、周囲の正常な胃粘膜と同じ色調をしており、表面は均一で平滑な隆起した病変です。中年の女性に認めることが多く、その多くはサイズが5mm以下の茎を伴わない小さな良性のポリープです。稀に5mm以上に大きくなることもありますが、その場合は茎を伴う有茎性の形態をとることもあります。多発することも多く、経時的に経過観察すると増大したり、縮小や自然消退することもあるポリープです。
組織学的には、胃粘膜の萎縮(老化)や炎症細胞の浸潤のないヘリコバクター・ピロリ菌非感染の綺麗な胃粘膜に発生することが多く、胃の胃底腺領域(ひだがある部分)に発生しやすいポリープです。ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌後に発生したり、増加することもあります。
胃カメラ検査(胃内視鏡検査)をした際に、医師から「胃にポリープがありますね。でも問題ありませんよ。」と言われた場合のポリープの多くは、この胃底腺ポリープです。

胃底腺ポリープの原因は何ですか?

胃底腺ポリープが出来る明らかな原因は不明ですが、女性に多く見られることから女性ホルモンなどの関与が疑われています。
また、逆流性食道炎などの治療に用いられる強力に胃酸分泌を抑制するプロトンポンプ阻害薬(PPI:proton pump inhibitor)の長期服用により胃底腺ポリープが新たに発生したり、増加するという報告もあります。PPIを長期間投与すると、胃酸の分泌が薬により強力に抑えられてしまうため、体内では胃酸を出す司令となるガストリンというホルモンが沢山分泌されるようになります。このPPI投与による高ガストリン血症が胃底腺ポリープの発生に関与している可能性も考えられていますが、まだ詳細ははっきりしていません。PPIの長期服用で発生した胃底腺ポリープは、PPIの服用を中止すると縮小、減少すると報告されています。

胃底腺ポリープにはどんな症状があるの?

胃底腺ポリープ自体は、症状の原因にはなりません。人間ドックや検診のバリウムによる胃レントゲン検査や胃カメラ検査(胃内視鏡検査)で偶然見つかるケースがほとんどです。

胃底腺ポリープはどうやって診断するの?

胃にポリープがあるということは、バリウムによる胃レントゲン検査でも診断は可能ですが、バリウムの検査はいわゆる影絵の検査のため、見つけたポリープが胃底腺ポリープなのか、それ以外のポリープなのか、胃がんなのかという確定診断には至りません。
胃底腺ポリープの確定診断には、胃カメラ検査(胃内視鏡検査)で直接ポリープの形態や表面構造、色調などを観察することが必要です。場合によっては、生検で一部組織をとって病理組織学的に調べることもあります。
胃底腺ポリープは基本的には良性のポリープで、がん化のリスクは極めて低いと考えられているポリープです。しかし、非常に稀ですが、がんの併発症例の報告もあります。このため、胃底腺ポリープを指摘された場合は、定期的な胃カメラ検査を受けて、サイズが急激に増大していないか、表面に凹凸不整などの変化が出てきていないかをフォローアップすることが必要です。

胃底腺ポリープはどうやって治療するの?

胃底腺ポリープは基本的には良性のポリープで、がん化のリスクは極めて低いポリープのため、通常は切除などの治療は不要です。しかし、非常に稀ですが、がんの併発症例の報告もあるため、肉眼的には胃底腺ポリープが疑われる場合でも経時的に急激なサイズの増大がある場合や、表面に凹凸不整などの所見が認められた場合は、生検による病理組織診断まで行い、悪性であれば切除をする必要があります。
例外的に家族性大腸腺腫症(familial adenomatous polyposis; FAP)の方に認めるFAP関連胃底腺ポリープは、組織診断で高頻度に異形成(現状ではがんとは言えないが、将来的にがんに進行する確率が高い状態)を伴うため、がん化の可能性も考慮し切除を行います。

福岡天神内視鏡クリニック消化器福岡博多院の胃カメラ検査(胃内視鏡検査)の特徴

胃底腺ポリープは基本的には良性のポリープで、がん化のリスクは極めて低いと考えられているポリープです。しかし、非常に稀ですが、がんの併発症例の報告もあるため、胃底腺ポリープを指摘された場合は、サイズが急激に増大していないか、表面に凹凸不整などの変化が出てきていないかを定期的に胃カメラ検査(胃内視鏡検査)でフォローアップすることが必要です。
福岡天神内視鏡クリニック消化器福岡博多院では、「苦しさと痛みに配慮した胃大腸内視鏡検査」を患者様に提供することを第一に考え、皆様から検査後に「思った以上に楽だった」と思っていただける内視鏡検査を実践しています。福岡天神内視鏡クリニック消化器福岡博多院の内視鏡専門医は、臓器のポイント毎にどのような内視鏡操作を行えば苦しさと痛みに配慮した検査になるのかを熟知しております。これまで培ってきた内視鏡技術の経験を十分に活かし、検査を行っています。安心してお任せください。
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