一般診療
GENERAL PRACTICE

大腸がんについて

大腸に関する項目
現在、日本人の大腸がんは増えています。2018年の部位別がん死亡率では、大腸がんは男性では第3位、女性では第1位です。将来的は男女ともに部位別がん死亡率で1位になるのではないかと言われています。
しかしながら大腸がんは、大腸カメラを定期的に行い、大腸ポリープを切除することで予防ができます。それでは大腸がんについて解説をしたいと思います。

大腸がん自己診断チェックリスト

大腸がんは、初期の段階では自覚症状はほとんどありません。このため、進行した状態で発見されることも多いです。
「もしかしたら大腸がんかも」と思っている方は、大腸がんチェックリストを行なってみましょう。
番号 重要項目 チェック
便秘と下痢を交互に繰り返す
便が細くなる、ぽろぽろとした小さい便が多く出る
貧血が続く
血便が生じるときがある
検便で異常を指摘されたことがある
番号 基本項目 チェック
運動不足である
お酒をよく飲む
肉やハム、ソーセージなどの加工肉をよく食べる
肥満である
タバコを吸う習慣がある
おならが急に臭くなった
排便したいのに出ないことが多い
便にドロッとした粘液・黒っぽい便が混じる
排便したのに便が残っている感覚がある
10 お腹に違和感があり、張ったような感じがする
11 ご家族に大腸がん患者になられた方がいる

基本項目のチェックが0~6個  大腸がん危険度「

大腸がんの可能性は低いです。大腸がんの早期発見ができるよう、定期的に検査を受けるようにしましょう。

 

基本項目のチェックが7個以上  大腸がん危険度「

大腸がんの可能性があります。一度大腸カメラ検査を受けましょう。

 

重要事項のチェックが1個でもついたら  大腸がん危険度「

大腸がんの疑いが大きいです。すぐに大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。

大腸がんとは?

大腸がんとは、大腸にできた「悪性のできもの」のことです。大腸ポリープから大きくなり、大腸がんになっていくものがほとんどですが、稀に大腸の粘膜に直接がんができる場合もあるので注意が必要です。
大腸は、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸、肛門管で構成されています。
日本人は40歳を超えてから大腸がんが増加し、S状結腸、直腸に多く発生すると言われています。
また、大腸がんは、どこまで深く到達しているかによって、「早期がん」と「進行がん」に分けられます。具体的に説明すると、大腸の筋肉(筋層と言います)まで到達すると「進行がん」となります。「進行がん」になると、周囲の臓器やリンパ節に転移する確率が非常に高くなり、生命予後に大きく関係してきます。
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早期大腸がん

テキスト
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進行大腸がん

テキスト

大腸ポリープとの違い

大腸ポリープも大腸がんも大腸にできる「できもの」ですが、大腸ポリープは「良性のできもの」です。しかしながら大腸がんのほとんどは、この大腸ポリープが大きく成長してできたものです。1cm未満の小さなポリープから、数年から10年程度で「大腸がん」に成長していきます。逆に言うと、「大腸ポリープ」の段階で大腸カメラで切除すると、大腸がんの予防になります。

大腸がんの症状

「早期大腸がん」の段階では、自覚症状はほとんどありません。
「進行大腸がん」となると、
  • 排便のたびに血便が出る
  • 昔は快便だったが、最近便秘になった
  • 下痢と便秘を繰り返すようになった
  • 最近便が細い気がする
  • お腹が張って苦しい
  • 腹痛、主に下腹部を中心とした痛みがある
  • 貧血症状でフラフラする
などが認められます。
つまり、症状が出てから病院を受診しても、進行がんで発見されることが多いということです。

大腸がんになりやすい人は?

身体的特徴としては、高身長、肥満体の方です。
生活習慣としては、飲酒、喫煙、運動不足、牛肉、豚肉、加工肉(ハム、ソーセージ)の過剰摂取と言われています。
遺伝的特徴としては、家族に大腸がんがいる方や、先天性の大腸ポリープができる病気(家族性大腸腺腫症)の方です。

大腸がんを予防するには?

禁煙、運動、肉類を控える、などが挙げられます。特に食事に関しては以下のようなデータがあります。
国立がん研究センターが、日本人の肉摂取量と大腸がんとの関係についての研究結果をまとめました(Asia Pac J Clin Nutr 2011年20巻603-612)。
研究結果によると、1日9gの牛肉を食べると大腸がんのリスクが上昇します。1ヶ月で菅算すると270gです。我々が焼肉を食べに行くと、1人平均350g程度の牛肉を食べることを考えると、1ヶ月に1回焼肉に行くだけで大腸がんのリスクが上がる計算になります。
豚肉は、1日36gまで食べても問題ありません。1ヶ月に換算すると1kgまでは大丈夫な計算になります。
加工肉は深刻です。基本的にほとんど食べないことが基本と考えてください。
ちなみに、鶏肉には基本的に大腸がんリスクはありません。たくさん食べても大丈夫です。
豚肉や鶏肉がヘルシーなのはきちんとした理由があるのです。
以上のような結果ですが、普段の生活で上記のことをきちんと守るのは難しいと思います。
大腸がんの一番の予防法は、定期的な大腸カメラを行うことです。大腸カメラを行い、大腸をきれいにお掃除し、大腸ポリープを切除することが一番です。
一番の予防は、「定期的な大腸カメラを受けること」です。大腸カメラを定期的に受け、ポリープを切除することがなによりの大腸がん予防になります。
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タイトル

径10mm程度のポリープです。
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タイトル

大腸ポリープ切除後です。

大腸がんの検査

血液検査では腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)を測定しますが、腫瘍マーカーの数値が正常である大腸がんは多く、あまり当てにはなりません。
便検査では便潜血検査がありますが、よほど進行しないと「陽性」となりません。
具体的な数値では、早期大腸がんの50%以上が便潜血陰性であり、進行大腸がんでも約30%が便潜血陰性と言われています。このため、便潜血陰性であっても大腸がんを否定することにはなりません。
画像検査ではCT検査やPET検査がありますが、一番正確であり、かつ予防治療にもなるのが「大腸カメラ検査」です。大腸がんの元である大腸ポリープを発見したらその場で切除することができ、大腸がんの予防になります。

大腸がんの治療

内視鏡的治療

大腸カメラで観察しながら、スネアやナイフを用いて切除する治療法です。早期大腸がんで行います。当院で可能な場合と、総合病院に紹介する場合があり、主治医が判断します。
当院で行なっている内視鏡的治療は、「内視鏡的粘膜切除術」です。
大腸がんの下に生理食塩水を注入し、浮き上がらせた後にスネアという針金の輪っかで焼き切ります。

外科的治療(手術)

進行大腸がんで、切除が可能な部位に転移が限局している場合に行います。当院では、主治医が総合病院に紹介します。
「抗がん剤治療」→転移を伴う進行大腸がんであり、手術前後に行う場合や、手術もできないくらい進行した大腸がんに行う場合があります。

当クリニックの内視鏡検査との特徴

大腸内視鏡検査を行い、大腸ポリープを発見したら、かなりの大きさのポリープもその場で切除することが可能です。大腸ポリープを切除することにより、大腸がんの予防ができます。
当院では、「苦しさと痛みに配慮した胃大腸内視鏡検査」を患者様に提供することを第一に考え、皆様からら検査後に「思った以上に楽だった」と思っていただける内視鏡検査を実践しています。当院の内視鏡専門医は、臓器のポイント毎にどのような内視鏡操作を行えば苦しさと痛みに配慮した検査になるのかを熟知しております。これまで培ってきた内視鏡技術の経験を十分に活かし、検査を行っています。安心してお任せください。
また、最新の機器を使用し、その知識と技術を駆使して正確な内視鏡診断を行っています。皆様が消化管がんにかかり健康を損ねることが無いよう最大限のサポートが出来るよう日々努力しております。まずはお気軽にご相談ください。

「もしかしたら大腸がんかも」と、悩んでいる方へ

自己判断や放置は禁物です! 下記症状が一つでも当てはまる方は消化器内科を受診し、診察の上、必要な検査を受けましょう。
「大腸がん」が疑われるがみられる症状は下記の通りです。
  • 排便のたびに血便が出る
  • 昔は快便だったが、最近便秘になった
  • 下痢と便秘を繰り返すようになった
  • 最近便が細い気がする
  • お腹が張って苦しい
  • 腹痛、主に下腹部を中心とした痛みがある
  • 貧血症状でフラフラする
基礎疾患がある方は、まずはかかりつけ医に相談してみてください。

自己判断や放置はせず、特に食事が食べられないくらい症状がひどい場合は、早急に病院を受診しましょう。