福岡天神内視鏡クリニックブログ

電子レンジのこと、ご存知ですか?

こんにちは、医師の中島です。

日常生活に欠かせない家電は色々ありますが、特に冷めた料理を数十秒、数分でスピーディに温めてくれる電子レンジは、今や私たちの食卓にかせない家電製品ですね。料理の温め直しや冷凍食品の解凍、食材の下ごしらえなど何でもこなしてくれるので非常に便利です。私も一人暮らしを始めた19歳から使い始め、かなりお世話になりましたが、今は極力使わないようになりました。

なぜかと言うと、電子レンジのマイクロ波の放射は、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、必須ミネラルなどの減少、肉に含まれる核タンパク質の栄養価の破壊を引き起こす可能性があると言われるようになったからです。利便性と引き換えに栄養素を失っていることに気づいたからです。

近頃、テレビや雑誌で電子レンジで簡単に調理できるレシピが流行していますが、土鍋やフライパンで炒める、ゆでる、セイロで蒸すなど、少し手間をかけて調理すると、食材の栄養を保持しながら本来の味を引き出すことができ、健康的で美味しい料理になります。

また、電子レンジ内で出ているマイクロ波はとても強く、これを直接浴びると白内障などの健康障害を引き起こす恐れがあります。マイクロ波は、本体に近付くほど強くなるので、作動中に至近距離で中を覗き込むのは避けましょう。

 

縄文時代から使われてきた土鍋は、お米を炊く、食材を炒める、焼く、煮込む、鍋物などさまざま役立つ万能調理器具です。遠赤外線でゆっくり時間をかけて芯から温めることで、食材の旨みを最大限に引き出せます。器としてそのまま食卓へ出すこともでき、火から下ろしたあとも、温かい状態を長く楽しめます。

我が家には炊飯器はなく、土鍋でご飯を炊いていますが、ふっくらモチモチでツヤがあり本当に美味しいのでオススメです。

 

蒸し料理は、食材の栄養素を逃さず、本来の味をベストな形で味わえる調理法です。特に蒸し野菜は素材の味が濃くなり、本当に美味しいです。肉や魚はアクや臭みが抜け、しっとり、ふっくらのまま味を凝縮し、時短で省エネなのもうれしいですね。冷めた料理を温めるのにも便利で、冷凍ご飯はツヤツヤで、ふっくら炊き立てのような仕上がりに。電子レンジよりも熱の伝わり方が早く、効率的に温めることができます。フライパンや鍋に、底が平らな耐熱性のザルを置いて食材を並べ、水を入れて沸騰させると蒸し料理を手軽に楽しめます。

とは言っても、便利な電子レンジを完全に使わないというのはなかなか難しいですね。

無理せず、まずは余裕がある日だけでもいいので、少し時間をかけて土鍋や蒸し器などで調理し、栄養素を効率的に摂り、体にやさしい食事づくりを心がけてみてはいかがでしょうか。

 

いかがでしたか?

私は土鍋や蒸し器で調理した料理の美味しさを知ってから、電子レンジを使う機会が明らかに減りました。

ぜひ、皆さんもお試しくださいね。

 

週の中日ですね、一息ついて後半もがんばっていきましょう。

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