福岡天神内視鏡クリニックブログ

あの「グルテン」を解説します!

おはようございます。医師の秋山です。

 

さて、今回は「グルテン」について解説したいと思います。小麦粉のタンパク質ですね。

小麦粉には、「グルテニン」と「グリアジン」という2種類のタンパク質が含まれています。

 

小麦粉に水を加えて練っていくと粘り気が出てきますが、これは「グルテニン」と「グリアジン」が絡み合って「グルテン」というタンパク質に変わるからです。

 

つまり「グルテン」は、小麦粉を美味しくするタンパク質なんですね。パスタやうどん、パンなどのもちもちとした食感は「グルテン」のおかげなんです。

 

この「グルテン」の厄介なところは、「消化されにくいため腸内に留まってしまう」ところなんです。

 

それでは、グルテンが消化されずに腸内に留まってしまうと、どのようなことが起こるのでしょうか?以下のようにまとめました。

①腸内に残ったグルテンの影響で、アレルギー反応を起こしてしまう。

→これにより様々な体の不調をきたします。

アトピー、喘息などのアレルギー疾患

下痢、便秘、腹部膨満感などの腹部症状

慢性疲労感、集中力低下など

②腸管の細胞と細胞の間が緩くなり、体にとって悪い物質が血液中に流れやすくなる。

→腸に溜まったグルテンが腸管の細胞と結合すると、細胞からゾヌリンというタンパク質が分泌されます。これが腸管上皮細胞と細胞の間を緩くする作用がある。これにより、体にとって悪い物質が血液中に流れやすくなる。これがいわゆるリーキーガット症候群という状態です。

リーキーガット症候群により、①で説明した症状がさらに増悪します。

③グルテンを攻撃する抗体ができるが、グルテンのアミノ酸配列と、人間のアミノ酸配列が似ている臓器があるため、グルテンを攻撃する抗体が、臓器を攻撃してしまう。

→グルテンのアミノ酸配列と似ている臓器は、小脳、卵巣、精巣、膵臓、骨などです。

これらの臓器がグルテンの抗体により攻撃され、各臓器の機能不全となってしまうことがあります。

③グルテンが不完全に消化されることにより、モルヒネ様物質が出てくる。

→これが依存症の原因となってしまうんです。小麦粉製品であるいわゆる「粉もん」を無性に食べたくなるのは、このモルヒネ様物質が原因なんですね。

もちろん、小麦粉を全く食べない生活というのはなかなか難しいと思います。

ですが、なかなか疲れが取れない、仕事に集中できない、お腹の調子が悪い、アレルギーがひどい、などの症状で悩んでいる方は、グルテンフリーな食事を試してみるのも良いのではないでしょうか。

 

以上、「グルテン」の解説でした。

グルテンフリーな食べ物を紹介します。「スーパー麺」です。6食入りで2,100円(税込)です。美容家の小田切ヒロさんや指原莉乃さんが紹介して爆発的な人気となっています。

原材料は国産の玄米とデンプンのみで小麦は一切使用してません。化学調味料、保存料、着色料も全て不使用です。

完全グルテンフリーで低GI、食物繊維豊富、カルシウムやカリウムなどのミネラルも豊富でさらにもちもちして美味しいです。

スーパー麺を使ったカルボナーラです。食べ応えがありとても美味です。

スーパー麺は60秒茹でるだけですので時短にもなります。興味がある方は一度お試しくださいね。

 

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。