福岡天神内視鏡クリニックブログ

福岡院の腸内フローラ検査結果を解析しました!

おはようございます。医師の秋山です。

 

今回は、福岡院で行っている腸内フローラ検査について、面白いデータが揃いましたので紹介します。

腸内フローラ検査は、自分の腸内細菌を調べる検査です。便を自分で採取して検体会社に郵送すると、約1ヶ月程度で結果が届きます。その結果に基づき、自分の生活習慣で何が良いのか、悪いのかをアドバイスしています。

腸内フローラ検査は1回につき2,2000円です。なかなか高額ですが、そのくらいの価値はあると思います。

 

現在まで33名が福岡院で腸内フローラ検査を行なっており、このうち、解析が完了した22名の結果をまとめてみました。

 

①性別

女性18名、男性4名と圧倒的に女性が多いです。

→これはある程度予想ができました。腸内フローラ検査を行う人は健康意識が高いのですが、一般的に男性よりも女性の方が健康意識が高いので納得の結果です。

 

②年齢

20代:0名

30代:2名

40代:7名

50代:4名

60代:8名

70代:1名

→40代〜60代が腸内フローラを意識していることが分かります。この年代はやはり、自分の健康が気になり始める年代ですので、これも納得の結果です。

 

③腸内環境の総合判定

A,B,C,D,Eの5段階で評価されます。

Aが一番良い腸内環境。Eが一番バランスが悪い腸内環境です。

大まかに、A,B判定までが良好な腸内環境。D,Eが悪い腸内環境で生活習慣の改善が必要となります。

A判定:8名

B判定:4名

C判定:5名

D判定:2名

E判定:3名

良好な腸内環境(A,B判定)が12名、悪い腸内環境(D,E判定)が5名となりました。

割合としては、A,B判定は55%、D,E判定は22%になります。

→腸内フローラ検査を受けるような健康意識の高い方の約半分だけが腸内環境が良好という結果です。普段から健康を意識していても、2割の方は腸内環境が悪いことになるんですね。

④良好な腸内環境であるA,B判定の12名にに共通する特徴

・全員、3食必ず食事を摂っている。

・全員、ほぼ毎日必ず野菜を摂っている。

・12名中、9名が整腸剤を含むサプリメントを飲んでいる。

 

以上のような結果となっています。私は腸活的には1日3食をしっかりと食べることが重要だと考えていますが、間違っていないと確信しました。

さらに、野菜などの食物繊維をしっかりと毎日摂ることも重要ですね。

 

⑤D,E判定の方に共通する特徴

5人中4人が朝食を抜いている。

(3食食べている人は1人いたが、この方は今回の腸内フローラ判定の22名の中で唯一飲酒、喫煙を毎日している。)

5人中4人が毎日野菜を食べていない。週1~3回程度。

5人中4人がサプリメントを飲んでいない。

以上のような結果となっています。

ほとんどが朝食を抜いて1日2食の生活であり、野菜も週1~3回程度の摂取となっています。

つまり、D,E判定の方はA,B判定の方とほぼ真逆の生活習慣をしてるということになりますね。

 

いかがだったでしょうか。

この結果を見る限り、今日からすぐ取り組めることとしては、

・1日3食しっかりと食事する

・野菜を毎日摂取する

ですね。余裕があれば、整腸剤などのサプリメントも摂取するようにしましょう。

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。