みなさん、こんにちは。
医師の萱嶋です。
寒い日々が続きますが、少しずつ春の足音が聞こえてきます。
春が待ち遠しいです。
さて、みなさん大腸内視鏡検査を行ったことがありますか。
大腸内視鏡検査を行う際、大腸の中をきれいに観察するためには、できるだけ腸内に残りにくい食事を摂取する必要があります。
そこで、大腸内視鏡検査前に摂取してよい食事、摂取しない方がよい食事をご紹介させていただきます。
大腸内視鏡検査の前は、通常は前日の食事を制限します。
しかし、便秘の方は前々日から食事制限を行った方がよいでしょう。
摂取してもよいものは
麺類:うどん、そうめん、冷や麦、米粉めん、ビーフン、フォー
ご飯類 :白米、おかゆ、もち(よもぎ、豆が入っていないもの)
パン類 :食パン(ドライフルーツ、クルミなどが入っていないもの)、ロールパン、フランスパン 米粉パン、蒸しパン
魚介類 :タイ、ヒラメ、カレイ、タラ、鮭などの脂肪の少ない白身魚、はんぺん、ちくわ、かまぼこ、魚肉ソーセージ
肉類 :鶏ささみ、鶏むね(皮を除く)、鶏もも(皮を除く)
豚ヒレ肉、豚もも肉、牛ヒレ肉、牛もも肉、牛肩肉などの脂肪の少ない赤身肉、モモハム
その他: 卵、豆腐、卵豆腐、高野豆腐、湯葉、豆乳、お麩、じゃがいも、長いも、完熟したバナナ
などです。
摂取しない方が良いものは
麺類:そば、ラーメン、パスタ(スパゲティ、ペンネ、ラザニア)、緑豆春雨、中華めん
ご飯類: 胚芽米、発芽玄米、雑穀米(黒米、赤米、キビ、ヒエ、ハト麦、大麦など)
パン類:全粒粉、胚芽、ふすま(ブラン)、ライ麦のパン、あんパン、ジャムパン、揚げパン、ピザ、クロワッサン、デニッシュパン、バーガー
魚介類 :サバ、アジ、サンマ、イワシ、ブリ、ウナギなどの脂肪の多い青魚、マグロのトロ、干物、貝類、タコ、イカ、エビ、カニなど、魚卵
肉類:鶏手羽肉、鶏皮、豚バラ肉、牛バラ、ロース、サーロイン肉、ベーコン、ソーセージ、ホルモン
その他: 食物繊維の多い野菜、種のある果物類、ネギなどの薬味類、キノコ全般、漬物、乾物、納豆などの豆類、海藻類、コンニャク、ふりかけ、ジャム、胡麻、ナッツ類、野菜ジュース、果肉入りジュース、青汁、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、おから、コーンフレーク、ポテトチップス ケーキ
などです。
大腸内視鏡検査の前の食事は非常に重要です。
検査の際に腸をきれいにしておくことで、検査をスムーズに行うことができ、ポリープ切除などの治療も迅速に行うことができます。
腸がきれいになっていない方で多くみられるものは、
などです。
これらを前日もしくは前々日に摂取すると、大腸内視鏡検査に影響がでます。
摂取しないよう心掛けてください。
また、大腸内視鏡検査前の食事を考えることが難しい。
と思われる方は、是非大腸検査食を購入してください。
おすすめです。