おはようございます。医師の秋山です。
さて、今回は善玉菌と悪玉菌の好物の話です。
このブログをいつも読んでいただいている皆さんは、善玉菌と悪玉菌というと
「そんなのいちいち説明しなくても知ってるよ」
と思ってるのではないでしょうか。
(たまに、善玉コレステロール、悪玉コレステロールと混同されている方がいます。注意してください。)
今回は、この善玉菌と悪玉菌の好物について解説したいと思います。
善玉菌、悪玉菌は腸内に生息する菌ですが、実はそれぞれの好物となるエサは違います。
まず、善玉菌のエサとなるものはなんでしょうか?
それは、「食物繊維」と「オリゴ糖」です。
これはご存知な方も多いのではないでしょうか。
この「食物繊維」と「オリゴ糖」の共通点はなんでしょう?
どちらも、小腸で吸収されないんです。つまり、吸収されずに大腸まで到達します。
私は大腸カメラを毎日行っていますが、野菜、キノコ類、こんにゃくなどがそのままの形で大腸に残っているのをよく見かけます。これが善玉菌のエサになるんですね。
また、オリゴ糖もほとんど吸収されずに大腸まで到達し、これも善玉菌のエサになります。
オリゴ糖をよく含む食べ物としては、有名なのは大豆などの豆類、玉ねぎ、ごぼうなどの野菜類、バナナなどの果物類に含まれています。
お気づきの通り、豆類、野菜類、果物類は食物繊維も豊富に含みます。
ですので、これらを食べていると、効率的に善玉菌を増やすことができるんですね。
それでは、悪玉菌のエサとなるものはなんでしょうか?
それは「タンパク質(アミノ酸)」と「脂質」です。
タンパク質も脂質も、小腸で吸収される栄養分ですが、爆食いして食べ過ぎちゃうと、それらが吸収されずに大腸まで到達し、悪玉菌のエサとなってしまうんです。
タンパク質と脂質を多く含むものと言えば・・・肉やスナック菓子類になってきます。
特に糖分と脂質は最高の組み合わせですので、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。気をつけましょう。
まとめです。普段の生活から豆類や野菜類を豊富に摂り、お肉やお菓子は控えめにしましょう。これが腸活の基本です。
以上、善玉菌と悪玉菌の好物の話でした。
私は毎日「プロテインファースト」で朝食前にプロテインを飲んでいますが、最近はもっぱらこのプロテインを飲んでいます。
友利新先生が監修されたプロテインです。人工甘味料は使わず、優しい甘さで、プロテイン特有のエグみも感じません。以前は抹茶味をずっと飲んでましたが、最近はこのほうじ茶ラテ味を飲んでます。
私は筋力維持のために飲んでいるため、1日の半分量(タンパク質8g程度)を朝に一気飲みしてます。体重が70kg以下ならこれくらいのタンパク質量を追加で飲めば、筋力は維持できます。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。