福岡天神内視鏡クリニックブログ

間食してますか?

こんにちは、医師の中島です。

 

前回は、血糖値スパイクを予防する食事について、「早食い」や「食事の順番」を気をつけましょう、というお話をしました。

血糖値スパイクを繰り返し、インスリン抵抗性を獲得してしまうと認知症のリスクが跳ね上がってしまうというものでした。

 

同様に、認知症を予防するために気を付けたいのが「ながら食べ」と「間食」です。

仕事中、あるいはスマホやテレビを見ながら、無意識にチョコレートやクッキー、ドーナツなどをつまんでいませんか。

通常の「1日3食、決まった時間」の食事であれば、食後に血中のインスリン濃度が一時的に上がったとしても、次の食事までの時間にその濃度は低下します。

この低下している時間こそが、インスリンを分泌する膵臓がゆっくりと「休息」できる時間です。

しかし、手元のお菓子をダラダラと口に運んでいると、血中のインスリン濃度は常に高い状態(高インスリン状態)になってしまいます。この状態が続くと、筋肉や肝臓、そして脳の細胞が常にインスリンに晒されることになり、やがてその刺激に慣れて鈍感になってしまいます。

これが認知症の発症を加速させる「インスリン抵抗性」を獲得するメカニズムと考えられています。

 

仕事で疲れたとき、「甘いものを食べて休憩しよう」と考える人も多いと思います。

しかし、厳密に言うと、甘いものを食べて気分転換になるのは糖分とは関係ありません。疲れてエネルギーを補給したいと思っているときに甘いものを食べると、急激に血糖値が上がり、短時間でエネルギーが補給されるため、ドーパミンが出て気持ちよくなって疲れが軽くなったように感じているだけなのです。

しかも、甘いものを摂り過ぎると、血糖値スパイクを起こし、強い眠けや疲労感などの糖質疲労につながってしまいます。

とすれば、疲れたとき、集中力を欠いたときに他の方法でドーパミンを出すことができれば、同じように気分転換ができ、血糖値スパイクは防げます。

 

その一つの方法が運動です。

仕事の合間に階段の上り下りやスクワット、肩回しや腕立て伏せなどの軽い運動を試してみてください。

それだけで脳内にドーパミンが分泌され、やる気や集中力が回復します。

血糖値を上げることなく、気分転換できますね。

 

甘いものの罠に騙されず、運動で脳をリフレッシュする習慣へシフトしていきましょう。

 

週の中日ですね、一息ついて後半もがんばっていきましょう。

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