福岡天神内視鏡クリニックブログ

市販の胃腸薬を調べよう!! その5 第一三共胃腸薬プラス

おはようございます。

今回は第一三共胃腸薬プラスを紹介したいと思います。
細粒と錠剤があります。

 

15歳以上の用法用量は、細粒は1回1包、1日3回食後、錠剤は1回3錠、1日3回食後です。
価格は細粒は30包で1800円なので1日あたり約180円、錠剤は180錠で1800円なので1日あたり90円となります。
1日あたりの含有成分は細粒も錠剤もほぼ同じなので、錠剤の方が価格の点ではコストパフォーマンスが高いですね。

 

第一三共胃腸薬プラスは、消化を助ける消化酵素(脂肪分解を助けるリパーゼAP12とタンパク質・糖質分解を助けるタカヂアスターゼN1)、胃酸を抑える制酸成分(ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、沈降炭酸カルシウム)、消化液分泌調節作用のある生薬成分、胃粘膜修復作用のある生薬成分に加えて整腸作用をもつ乳酸菌胞子を含む総合胃腸薬です。

 

第一三共胃腸薬プラスは、配合成分を見ると、特に腹痛にすごく効くとか何かの症状に対して突出した効果がある胃薬では無く、胃酸の出過ぎを抑えつつ消化を助け、腸内環境も安定させるというマイルドな胃腸薬です。
飲み会が続く年末年始など、胃腸を酷使した後に服用して、乱れた胃腸を整えるのをサポートするといった服用の仕方がお勧めです。
飲み会は楽しいですが、連日続くと金銭的にキツいだけで無く、胃腸も疲弊します。しっかり休息を取り、飲み過ぎを避け、アルコールを摂取しない日を設けるなどの生活習慣の改善もしましょう。

 

思い当たるストレスや緊張状態が無いにも関わらず、症状が継続する場合は、ヘリコバクター・ピロリ菌感染などが症状の原因のことがあります。胃の症状の有無にかかわらず、40歳以上で一度も胃内視鏡検査(胃カメラ検査)を受けたことの無い方は内視鏡検査を受けることを強くお勧め致します。

お悩みの場合は、是非一度ご相談ください。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。