福岡天神内視鏡クリニックブログ

脂肪肝の解説その2

おはようございます。医師の秋山です。

今回は、「脂肪肝の解説その2」ということで、脂肪肝の治療法について解説をしたいと思います。

 

それでは張り切っていきましょう!

 

脂肪肝の治療ですが、まずはダイエットが基本となります。

 

脂肪肝の方は、

 

一般的に現在の体重の5%前後(例えば50kgの方なら2.5kg、60kgの方なら3kg)を減らすと肝臓から脂肪が落ちてくると言われてます。

 

そして、糖質の摂りすぎに注意です!

炭水化物やお菓子、ジュースなど摂りすぎていませんか?まずは食生活から変えてきましょう。

 

次に、お酒飲みの方は、お酒の飲み方をよく考えましょう!

肝臓は、アルコールを分解する機能がありますが、アルコールを分解するのってかなり大変な作業なんですよね。肝臓にとっては我々が思っている以上に大変なんです。

できれば週に2日くらいお酒を飲まない日を作ることをお勧めします。

どうしても毎日お酒を飲みたい方は、1週間単位でお酒の量を調節しましょう。

 

1週間(7日間)で、アルコールで換算すると理想は140gまでです。

 

ビールでわかりやすく説明すると、

缶ビール350mlがアルコール量14gですので、1週間で缶ビールが10本までが理想となります。

 

例えば月、火、水で缶ビールを1日2本ずつ、6本飲んでしまったとしたら、木、金、土、日で4本しか飲めない、といった計算法です。

 

さらに、お酒を飲むのであれば、糖質の高いビールや日本酒、ワインなんかよりも、蒸留酒であるウイスキーや焼酎をお勧めします。

 

先ほどの1週間でアルコール140gの計算でいくと

ウイスキーは、ダブルで1週間で7杯まで

焼酎は、水割りで1週間で7杯まで

 

となります。

 

次に、脂肪肝の治療としては運動も効果的です。

 

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を1日30分は行いましょう。

 

運動の効果は48時間程度持続すると言われていますので、最低でも週3回行えば大丈夫です。習慣化するなら毎日した方が良いでしょうね。

 

以上が脂肪肝の解説でした。健康診断で肝数値が高い方、脂肪肝と診断された方、ぜひ参考にされてください。

 

最近のお気に入りの喫茶店でロコモコを食べました。レトロな雰囲気の喫茶店で、使っている食器にこだわってるのが好きです。

カトラリーはクチポールのGOAを使用。食器にこだわるお店はだいたいこのカトラリーを使ってます。

 

食後のコーヒーはロイヤルコペンハーゲンのプリンセスのカップとソーサーでした。優雅な気持ちになりながらスカし飲みしました。

 

 

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

 

 

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。