おはようございます。医師の秋山です。
今回は、腸活にまつわる食べ物の話をしたいと思います。
個人的な腸活的ベスト1な食べ物を発表して解説したいと思います。
早速ですが発表します。
それは、、、納豆です!
皆さんは納豆は好きですか?私は好きです。美味しいですよね。
納豆には、ビタミン、ミネラル、タンパク質、食物繊維などが沢山含まれています。
納豆菌も含まれていますし、腸活的にも非常に優秀な食品です。
それでは、納豆はいつ食べていますか?ほとんどの方が朝食で食べているのではないかと思います。
もちろん、それでも良いんですが、納豆に含まれる栄養分を考えると、夕食で食べるのがベストです。
理由その1
納豆には、ナットウキナーゼという酵素が含まれています。
これは血栓を溶かす効果があります。しかもその効果は7時間程度持続すると言われています。
血栓は就寝中にできることが多いため、夕食で食べるのがベストなんです。
理由その2
納豆には、アルギニンというアミノ酸が含まれています。
これは、成長ホルモンの分泌を促進する効果があります。成長ホルモンは午後11時から午前2時の間に多く分泌されますので、夕食に納豆を食べるとより成長ホルモンが分泌されるというわけです。
成長ホルモンは若返りホルモンと言われ、アンチエイジング効果があり、さらに免疫力もアップします。
理由その3
夜間は副交感神経が優位となり、腸が活発に働く時間帯です。腸内フローラもこの時間帯に整えられるので、納豆のような発酵食品を夕方に食べると、腸内環境が良くなってきます。
いかがでしょうか。夕食に納豆を食べたくなってきましたね。
納豆を食べる時に注意して欲しいのが温度です。
ナットウキナーゼは熱に弱く、50度で活性が低下し、70度でほぼ死滅すると言われています。
つまり、熱々の白ご飯の上に乗せて食べるのはあまりお勧めできません。
さらに、食べる直前に冷蔵庫から取り出すのではなく、15分から20分ほど常温にさらして食べると発酵が進むのでおすすめです。
それでは納豆って、1日どれくらい食べるのが良いのでしょうか?
私は1日1パックで十分だと思ってます。
さらに、私が腸活的に一番良いと思っているのは、食物繊維のバランスです。
食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があるのですが、理想的には水溶性食物繊維1:不溶性食物繊維2の割合で摂るのが腸活的には理想的と言われています。
それでは納豆ですが、
納豆1パックがおおよそ50gと考えると、食物繊維が約3.3g含まれており、内訳は、
水溶性食物繊維1.1g、不溶性食物繊維2.2gなんです!
なんと、ちょうど水溶性と不溶性が1:2になってるんですよね。これは素晴らしい。何も考えなくても勝手に水溶性1:不溶性2の割合で食物繊維を摂ることになります。
日本人の1日の食物繊維摂取量は5gほど足りていないと言われていますので、毎日1パック、納豆を夕方に食べることによって、食物繊維を補うことができて、さらに腸にも良いです。
皆さん、ぜひ今日から納豆を夕方に食べてみましょう。
以上、腸活的ベスト1な食べ物の話でした。
福岡院が入っているビルの隣に、新しくゼリー屋さんができてました。「たらみフルーツ工房」です。
写真左が山形県産佐藤錦、右が長崎県産と佐賀県産白いちごを使用しています。美味しくいただきました。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。