福岡天神内視鏡クリニックブログ

幸せホルモンである「オキシトシン」を増やしましょう!

おはようございます。医師の秋山です。

 

プレゼントで頂いた革靴がきっかけで、靴を磨く習慣がつきました。3日坊主な私が、もう2年以上も続いています。今では靴そのものが大好きになり、仕事で使用しているスニーカーまでゴシゴシと磨いてます。

何かに落ち込んで下を向くことがありませんか?靴が綺麗だと自然と癒されますのでおすすめです。

 

閑話休題、今回は「オキシトシン」というホルモンついて解説したいと思います。

 

オキシトシンは脳の視床下部で合成され、下垂体に運ばれて分泌されます。

女性の妊娠、出産、授乳により分泌が増加することが知られていますが、最近の知見により、オキシトシンは以下のような効果があると言われています。

 

①抗ストレス効果

②抗うつ効果

③食欲改善

④疼痛軽減

⑤不眠改善

⑥便秘改善

⑦大腸がん予防

 

色々な効果があるんですね。ちなみに、オキシトシンは男性でも分泌されますのでご安心ください。

特に注目されているのが①と②に直結する「癒し効果」です。

オキシトシンが「幸せホルモン」と呼ばれる所以がここにあります。

 

それでは、どのようにしたらオキシトシンを分泌させることができるのでしょうか?

 

一番効果があるのは、「スキンシップ」です。

人間同士、あるいはペットでも構いません。抱き合ったり、抱っこしたり、頭を撫でたりすることでオキシトシンの分泌が増加します。

また、マッサージも効果的です。マッサージの場合、マッサージをする人もされる人もオキシトシンが分泌されます。

この時、もう一つの幸せホルモンである「セロトニン」も同時に分泌されていますので、マッサージ中は体の中は幸せいっぱいです。

余談ですが、赤の他人からマッサージをされてもほとんど効果はないそうです。

 

次に、「食事」も効果があります。食事と言っても、何を食べるか、ではありません。

「誰と、どのようにして食べるか」がポイントです。

愛する人や家族と一緒に食事をする、美味しい食事をシェアして食べる、このような行動がオキシトシンの分泌を増加させます。

ちなみに、100歳以上の長寿の方は、ほとんどが家族と一緒に食事をするそうです。オキシトシンは長生きの秘訣なのかもしれませんね。

以上、オキシトシンの話でした。

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。