福岡天神内視鏡クリニックブログ

腸活的に豚汁が最強な理由を考察してみました。

おはようございます。医師の秋山です。

 

さて、今回は「豚汁」について熱く語りたいと思います。

 

私は味噌汁が好きなのですが、その中でも「豚汁」が大好きです。

豚汁って美味しいですよね。豚肉だけでなく、色んな野菜も入れて、さらに味噌まで入ってます。ボリュームもあって食べ応えがありますので、食事の主役にもなれる存在であり、かつ腸活的には最強の食べ物ではないかと思います。

 

そこで、今回、豚汁がなぜ腸活的に最強なのかを無理矢理考えてみました。

 

①味噌が腸活的に良い!

豚汁や味噌汁で使用する味噌は栄養が豊富な調味料です。

「味噌は医者いらず」という言葉があるくらいですからね。

 

代表的な栄養価を上げていくと

たんぱく質:植物性たんぱく質豊富です。その中には必須アミノ酸9種類を含んでいます。

食物繊維:実は食物繊維も含んでるんですね。

ビタミンB群:たんぱく質の代謝を回すには欠かせないビタミンです。

ビタミンE:言わずと知れたアンチエイジングに必要な抗酸化ビタミンです。

イソフラボン:大豆から作られていますから当然含みます。抗酸化作用が強力です。

 

また、味噌は発酵食品ですから、麹菌や乳酸菌を含んでいます。

特に麹菌を摂ると、善玉菌であるビフィズス菌が増加するという報告があるので腸活的にはgoodです。

Y.Yang, et al : “Beneficial effects of protease preparations derived from Aspergillus on the colonic luminal environment in rats consuming a high-fat diet” Biomed Rep. 2015 Sep;3(5):715-720

 

以上より、腸活に優れた調味料ですね。

ちなみに、塩分を気にされる方がいますが、意外に塩分は低く、豚汁や味噌汁1杯で塩分は1.5g程度です。カップラーメン1杯で塩分6g程度のですので、豚汁はそこまで塩分が高くないことがわかります。

 

 

②豚肉が健康的に良い!

動物性たんぱく質を豊富に含みます。豚肉100g当たり約20gものたんぱく質が摂れるんですよね。

その他、たんぱく質の代謝に必要なビタミンB群を豊富に含むことでも有名です。

また、鉄、亜鉛などに加え抗酸化作用があるセレン、コレステロールを下げる効果がある不飽和脂肪酸も含みます。

 

 

③食物繊維の割合が理想的な野菜を沢山入れると腸活的に良い!

豚汁には野菜たっぷり入れたいですよね。

せっかくですから、水溶性食物繊維:不溶性食物繊維が1:2である野菜を入れましょう!

(食物繊維は、水溶性と不溶性を1:2で摂るのが理想です)

ちなみに、以前のブログでも解説しましたが、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が1:2で含まれている野菜は以下となっています。

玉ねぎ 100gあたり;水溶性食物繊維0.4g、不溶性食物繊維1.0g→合計1.4g

だいこん 100gあたり;水溶性食物繊維0.5g、不溶性食物繊維0.9g→合計1.4g

にんじん 100gあたり;水溶性食物繊維1.3g、不溶性食物繊維2.5g→合計3.8g

じゃがいも 100gあたり;水溶性食物繊維0.4g、不溶性食物繊維0.8g→合計1.2g

これらを何も考えずに入れてしまいましょう!

そうすれば、知らないうちに水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が1:2で摂れます。

 

いかがでしょうか。

もちろん、豚汁を毎日食べる必要は全くありませんが、献立に困った時は豚汁にしてみましょう。

皆さんもぜひ最強の豚汁レシピを考えてみてください。

 

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

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