新年明けましておめでとうございます。
年男の医師の中島です。
1月7日の朝、一年の無病息災を願って食べられる七草粥。私も数年前より江戸時代から続くこの風習を取り入れていますが、年末年始の生活から日常生活に戻るひとつの区切りとなっている気がします。
植物には優れた薬効があり、病気の数ほど植物があると言われているくらい、古来より病気や怪我、精神のケアなどに使われてきました。
体に負担をかけることなく、本来持っている自然治癒力に働きかけ、心身の不調を穏やかに改善してくれるので、生活の中に取り入れやすく、病気の予防や改善に役立ちます。
早春にいち早く芽吹く七草は、”邪気を祓う”という意味を持ち、新しい年の始まりに無病息災を願うものとして古くから食べられてきました。また、七草にはビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素がバランス良く含まれており、胃腸を整える、体を温める、粘膜を強化して免疫力を上げるなど、お正月に食べ過ぎた胃を休める働きもあります。
意味 : 競り勝つ
期待できる作用 : 高血圧・貧血予防、食欲増進、解熱、二日酔い防止
意味 : なでて汚れを払う
期待できる作用 : 高血圧予防、解熱、利尿作用、便秘解消、止血作用
意味 : 仏様の体
期待できる作用 : 風邪予防、咳止め、痰きり、むくみ防止、のどの炎症を抑える
意味 : 子孫繁栄
期待できる作用 : 止血作用、腹痛の緩和、利尿作用、歯槽膿漏や虫歯予防
意味 : 仏様の安座
期待できる作用 : 高血圧予防、健胃作用、整腸作用、食欲増進、冷え性改善
意味 : 神様を呼ぶ鈴
期待できる作用 : 骨粗しょう症の予防、消化促進、風邪予防、解毒作用、便秘解消
意味 : 汚れのない純白さ
期待できる作用 : 消化促進、風邪予防、食欲増進、利尿作用、貧血予防
いかがでしたか?
年末年始にお疲れ気味の胃腸を七草粥で癒してくださいね。
本年は1月6日より診療開始となります。
それでは皆さま、今年も福岡天神内視鏡クリニックをよろしくお願いいたします。