福岡天神内視鏡クリニックブログ

睡眠と認知症

こんにちは、医師の中島です。

 

今回は、長生きにつながる理想的な睡眠についてお話していきます。

 

より長生きできる理想の睡眠とはどのようなものでしょうか。

答えは、睡眠時間を「増やす」のではなく「削る」ことです。これには「時間」だけでなくもう一つの重要な要素、睡眠の「質」が関わってきます。

つまり、睡眠の重要性は、「何時間」寝たかだけではなく、どれだけ「深く」眠れたかが深くかかわっていて、「量」と「質」という2つの側面から考える必要があります。

 

では、なぜ睡眠の質が問題なのか、深掘りしましょう。

人間は睡眠により、体力を回復させたり、肌の調子を整えたり、弱った内臓の機能を取り戻します。

睡眠時にこのような働きをするのが、「成長ホルモン」です。

成長ホルモンは肌や筋肉、内臓の細胞、そして免疫細胞も修復し、体を内側から整える働きを持っています。紫外線などで傷ついた肌細胞が再生されれば肌に張りが出て、免疫細胞が増殖すれば免疫力が強くなります。

さらに、全身の細胞が修復されることで、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防・改善にもつながるほか、うつ症状が出にくくなるなど精神面も強くなる効果があります。

健康寿命を延ばし、アンチエイジングを目指すうえで、成長ホルモンは欠かせません。

 

しかし、ただ寝ていれば成長ホルモンが分泌されるわけではありません。

成長ホルモンの大半は、「深い睡眠」のときに集中的に分泌されます。

どれだけ長く寝ようと、それが浅い睡眠であればあまり分泌されません。

つまり、睡眠の質は深さ、ひいては成長ホルモンの分泌量で決まるのです。

そして、深い睡眠に関わるのは成長ホルモンだけではありません。もう一つ、重要な働きがあり、それは脳の老廃物の排出です。これを排出できないと脳内にゴミが貯まり、アルツハイマー型認知症につながります。

そのお話はまた次回。

 

週の中日ですね、一息ついて後半もがんばっていきましょう。

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