福岡天神内視鏡クリニックブログ

40代の方必見!未来の自分のために、ビタミンDを摂りましょう!

おはようございます。医師の秋山です。

 

さて、皆さんはビタミンDは摂ってますか?ビタミンDは骨を強くするだけでなく、様々な効果があることが分かっています。

個人的には、ビタミンDはあらゆる病気を予防してくれるのではないかと思ってます。

さて、そんなビタミンDですが、以前、東京で健康診断を受けた人の98%がビタミンD不足であるという衝撃のデータがありましたよね。当時はトップニュースにもなりました。

 

そしてビタミンDの最近の報告で、将来の認知症にも影響するという面白いデータが出てました。

 

アメリカの研究報告です。認知症を発症していない平均年齢39歳の793人が対象です。

全員のビタミンDの血中濃度を測定し、その約16年後に脳のPETCT検査を行い、アルツハイマー型認知症の原因の1つである、タウ蛋白質がどの程度蓄積しているかを調べてます。

Mulligan MD,et al,” Association of Circulating Vitamin D in Midlife With Increased Tau-PET Burden in Dementia-Free Adults” Neurol Open Access. 2026 Jun;2(2):e000057.

 

結果です。

・対象者のビタミンDの平均血中濃度が38ng/ml。

・対象者のうち、ビタミンD不足である30ng/ml未満が34%ほどいた。

・16年後の脳PETCTにて、ビタミンDの血中濃度が高ければ高いほど、タウ蛋白質の蓄積が有意に少なかった。

・特にビタミンDの血中濃度が50ng/ml以上になってくると、タウ蛋白質の蓄積がより顕著に低下する。

 

とのことでした。

これは面白いデータですね。簡単にまとめると、40歳前後のビタミンD血中濃度が高ければ高いほど、16年後の認知症のリスクを下げるということになります。

 

それにしてもなんでビタミンDが認知症のリスクを下げるのでしょうか?

以下のようなメカニズムがあると言われています。

①脳の大脳皮質や海馬にはビタミンD受容体が存在しており、その受容体にビタミンDが結合することにより、脳の慢性的な炎症を防ぐ。

 ②ビタミンDが脳内の酸化ストレスを軽減させる。

 ③ビタミンDに脳血管保護作用がある。

 

確かに、認知症は、アミロイドβやタウ蛋白質などの「脳のゴミ」と言われるものが少しずつ蓄積し、15年〜20年もの長い期間を経て認知症になっていくと言われています。

 

ですので、40歳前後からビタミンDの血中濃度を高く保っていれば、将来の認知症のリスクを下げることができるということは理にかなっていますよね。

 

いかがだったでしょうか。

ビタミンDは、食事から摂るか日光に当たって体内で作られるかですが、ほとんどの人がそれでは不足しているということになります。

このため、私はサプリメントでビタミンDを補うようにしています。1日4,000I.U.のビタミンDを摂取して、ビタミンDの血中濃度が50ng/mlを超えています。

 

皆さんも、食事や日光浴だけでビタミンDが足りない場合は、サプリメントで補充するのもおすすめです。

 

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。