こんにちは、医師の相馬です。
ついに念願の、ホノルルトライアスロンに挑戦してきました!
振り返るとトライアスロンに申し込みをした時点では、新しいことに挑戦する喜びと期待に胸を膨らませていましたが、いざ練習や準備を進めていくにつれてトライアスロンの挑戦はノリでできるような甘いものではないことが分かってきました。
海で泳ぐこと、ロードバイクを解体してハワイに持ち運ぶこと、3種目を組み合わせて行うこと、・・・全てがトライアスロン本番で初めて行うことでした。完走どころかスタートラインに立てるのだろうか、とすら思ったくらいです。
今回の出発前になると、大きな「不安」に襲われてしまい、楽しみにしていた気持ちが消えかかっていました。
ただハワイに到着してからは、強い日差しにもかかわらずカラッとした爽やかな気候のためか、徐々に緊張が解れてきました。そしてこれまで多くの人たちからアドバイスを受け、応援してもらってここまで来たことを思い出していました。
大会当日、夜明け間近いホノルルのうっとりするような美しい海岸のスタート地点に立った時には、不思議と不安は消え去り、心が落ち着いてくるのを感じました。そして支えてくれた多くの方々への感謝の気持ちと、自分の持っているすべてを出し切りたいという気持ちに変わり、全身に力がみなぎってくるのを感じました!
そして、スタートの号砲が鳴りました!
初めの1.5kmのスイムは、スイミングワークショップで教わった「疲れない泳法」を実践しました。顔を蹴られたり、高い波で水を飲んだりもしましたが、スタート地点の砂浜に戻ってきた時に思いのほか体力を消耗していないのを感じ、「最後までいける!」という根拠のない確信が出てきたのです。
次に行う40㎞のバイクは距離が長いため、自分の体力に語りかけながら冷静に漕ぎ続けました。だんだんと疲労が蓄積してくるのが分かりましたが、ハワイの街並みを自転車で駆け抜ける爽快感を味わうことができました。
最後の10㎞のランは、棒のようになった両足を動かすのが苦しかったですが、ランニングフィットネスで勉強した「ケガをしない走法」を教わりトレーニングを続けてきたことで、足が痛むことは最後までありませんでした。苦しい時間もありましたが、「最後まで絶対に歩かない」と決めて、「脚を後ろに押し出し(フィットネスで習ったことです)」続け、ゴールだけを目指しました。
そして、ゴールに辿り着くことができました!
ゴール直後は「自分が完走できた」ことが信じられずにしばらく戸惑っていましたが、徐々に実感が湧いてきました。
今回私がトライアスロンに参加して幸運にも完走できたのは、たくさんの方が支えてくれアドバイスをしていただいたからに他なりません。一人の力では、過酷なトライアスロンに挑戦することは到底できませんでした。支えてくださったみなさまに、心から感謝しています。
トライアスロンは、3つの種目をつなぎながら長時間行っていくため、様々なトラブルが当たり前のように起こります。
「トライアスロンとは、そのトラブルを自らの力で解決をしながら、1つ1つ乗り越えていくスポーツ」
であることを知りました。困難は多いけれど、乗り越えてゴールできた時の達成感は何にも代えがたいものになりました!
私たちの年代の方やもっと年齢が高い方々も多く挑戦していますが、このような魅力に惹きつけられるからかもしれません。
そしてトライアスロンを通じて走る・泳ぐというスポーツを、ケガをしないで続けていくこと、食生活にも気を配っていくことは、私たちのクリニックが理想とする「健康で幸せな」生活を過ごすことにも、そのままつながってくると思います。
私たちのクリニックは、内視鏡検査を通じて一緒に「健康への意識」を高めていくことを目指しています。
今回のトライアスロンの経験を、自らも含めて健康への意識につなげていきたいと思っています!