福岡天神内視鏡クリニックブログ

ビフィズス菌を増やそう!ヨーグルト解説第2弾。

おはようございます。医師の秋山です。

 

今回は、市販されているヨーグルトの解説の第2弾をお送りしたいと思います。

前回、LG21ヨーグルトの解説をしたところ反響がありました。ヨーグルトに興味がある方、多いんですね。

 

今回は「ビフィックス」というヨーグルトを紹介したいと思います。

現在、女優の綾瀬はるかさんがCMをされています。「綾瀬はるか腸になろう」がキャッチフレーズです。

「ビフィックス」は、江崎グリコが人の体内から発見したビフィズス菌が入っています。正確には、「ビフィズス菌GCL2505株」です。

この菌は、一度体内に摂り入れると、しばらく体内で増殖し続けます。このため、毎日食べる必要はなく、数日に1回摂取すればいいです。

このヨーグルトの優れたところは、「イヌリン」という水溶性食物繊維が含まれているところです。ビフィズス菌が摂れるだけでなく、ビフィズス菌の餌となる食物繊維も摂れるというスグれものです。「ビフィックス」を食べるだけで「シンバイオティクス」が完成します。

 

一般的に、ビフィズス菌は善玉菌のほとんどを占めているのですが、加齢とともに減っていきます。以前、私は自分の腸内細菌を調べたことがあるのですが、私のビフィズス菌は、自分の腸内細菌中の4.7%でした。一般成人の平均が1.4%ですので、多い方だと思います。

 

さて、そんなビフィズス菌の効果ですが、

①悪玉菌の増殖を抑える。

②腸の蠕動運動を促し、便秘の予防、解消をする。

③血糖値上昇を抑制する。

④脂肪の蓄積を抑制する。

といったものがあります。

 

ビフィズス菌を含む食品は非常に少なく、基本的にはヨーグルトやサプリメントから摂るしかないです。興味がある方は是非食べてみて下さい。

ちなみにグリコといえば、「グリコヨーグルト健康」が有名です。小学校の給食で食べた、あのちょっと硬めのプリンのような食感が私は好きなのですが、この「ビフィックス」も同じグリコであるからか、ちょっと硬めでプリンのような仕上がりとなっています。

「グリコヨーグルト健康」が好きな方は、この「ビフィックス」もきっと好きになると思います。

以上、「ビフィックス」の解説でした。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。