福岡天神内視鏡クリニックブログ

大腸ポリープの原因って何だろう?

おはようございます。医師の細川です。
当院では大腸カメラをした際にポリープがあれば、そのまま検査中に切除可能です。実際、当院で大腸カメラを受けられた患者さんの多くでポリープが見つかり切除しています。
検査後にポリープがあったこと、切除したことをお話しすると、ポリープが出来る原因って何ですか?と聞かれることが多くあります。そこで今回は、ポリープが出来る原因に関して簡単にお話ししたいと思います。

 

ポリープそのものができる主な原因は、「遺伝子異常」と考えられています。
大腸がんになるリスクを高める要因として、①年齢(50歳以上)、②家族歴(家族に大腸がんを患った人がいる)、③肉食傾向、④高カロリーな食事や肥満、⑤お酒の飲み過ぎ、⑥喫煙などが関与していると報告されています。これらのリスク因子が特定の遺伝子に変化を起こすことでポリープを発症し、そのポリープがやがてがんになるといわれています。
つまり、もともと大腸ポリープが出来やすい体質の人(遺伝子異常を持っている人)が、リスク因子となる生活習慣や食生活を続けるとポリープができて、やがて大腸がんになるというイメージです。

 

大腸がんはいきなり大腸がんとして発症することもあり得ますが、その多くは良性のポリープが大きく育った結果、がん化し発症します。
大腸がんになりやすい生活習慣や食生活を避けるのももちろん大切ですが、残念ながら遺伝的な要素が絡んでくるため、これだけで予防することは出来ません。
最も大切なのは40歳までには一度は大腸カメラを受けることです。親子兄弟祖父母などの血縁に大腸ポリープや大腸がんと診断された方がいる場合は、もっと早めに検査を受けた方が良いでしょう。若いうちに検査を受け、もしポリープがあってもその時点で切除すれば、そのポリープが原因となる大腸がんは予防可能です。

 

大腸がんは非常に進行した状態にならないと自覚症状はほぼありません。病気の中には、どんなに気をつけていても突然、発症してしまうものもありますが、大腸がんは自覚症状が何も無いときから定期検査を受けることで早期発見早期治療が可能ながんの1つです。
定期検査を受ければ、大腸がんで命を落とすことはありません。仕事などで色々と忙しいと思いますが、年に1回1日だけ、将来の自身の健康の為に時間を調節して検査を受けてみませんか?
是非、一度クリニックにご相談ください。