おはようございます。医師の秋山です。
最近めっきり寒くなってきました。私は寒い季節が好きなので、全く苦ではありません。
寒い季節に温かい飲み物を飲みながら、本や雑誌を読むのが至極の楽しみです。
書籍には自分の人生の糧になるような情報がたくさんあります。
面白い情報や、素敵な言い回しを見つけた時は必ず書き留めて後で見返すようにしています。
さて、今回は40代以降の方には耳が痛い情報です。
今回もアンチエイジングについての情報です。
実は、暦の年齢と、普段の生活習慣の影響によって体内の細胞が老化することによる生物学的年齢が乖離していくのが40代と言われています。
つまり、暦の年齢のスピードと生物学的年齢のスピードが変わってくるのが40代ということですね。
そこである論文の報告なのですが、
40代になると、生物学的年齢が、早い人は年間2.44歳のスピードで老け、遅い人は年間0.4歳のスピードだそうです。その差約2歳!1)
1)Elliott ML,et al,”Disparities in the pace of biological aging among midlife adults of the same chronological age have implications for future frailty risk and policy” Nature Aging(1)295-308,2021
恐ろしいですよね。自分の普段の生活習慣で、暦よりも早いスピードで老けることもできれば、遅いスピードにすることもできるんです。
できれば生物学的年齢は遅くしたいものですね。
以前、このブログで、「こんな人は老けやすい!ランキング」を発表したと思います。
皆さん覚えているでしょうか?
1位:喫煙
2位:アルコール多量摂取
3位:ウエスト周囲径増加
でしたね
ランキングトップ3が1つでも当てはまる方、どんどん老化していきますので要注意です。
この3つはどれも「酸化」と「糖化」で説明することができました。
老化をきたしてしまうのは、我々の体内で起こる「酸化」と「糖化」が原因です。
「酸化」は、酸素がある限り仕方ないです。「酸化」が起こらないように抗酸化物質を摂ると良いです。
「糖化」は、糖質を摂り過ぎると起こる変化です。ですので、糖質を摂り過ぎなければいいということになります。
次回、「酸化」と「糖化」について詳しく解説していきたいと思います。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。