こんにちは、医師の秋山です。
今回は、「かかりつけ医」について書いてみたいと思います。
正しいかかりつけ医の定義とは違うかもしれまんせが、私が個人的に「こんなかかりつけ医がいたらいいな」と思うDrは、次のようなDrです。
”月に1度くらい、特に身体にひどい痛みや苦しみがあるわけではないけれど、この1か月くらいこんなことがありました。”と相談できる。
”基本的に身体と心のメンテナンスは自身で行っているが、何か方法が根本的にずれていないか。”と気軽に聞くことができる。
”自分で気が付いていない症状はないか。”と聞いてみる。
”年齢的にそろそろ「がん」が心配になってきたけれど、何をどうやって調べたらいいのだろうか。”と話しかけることができる。
例えば身体に炎症があり、抗生物質を処方するという行為は同じであっても、ただ「抗生剤を出しときます」と言われるよりは、「このような仕組みで炎症が起きているから、細菌をやっつけるために抗生剤を出します」と言われる方が私は嬉しいです。
また、別に薬が欲しいわけではなくて、調子の悪くなる原因だけ知りたいこともあります。
逆にさまざまな難しい検査をしてほしいわけではなくて、一時でも早く症状を取ってほしいこともあります。
でも「やっぱり検査は受けた方がいいですよ。
症状がきついときはお薬の力を借りるといいですよ。
治りにくい症状は気楽に構えて、症状とうまく付き合っていったらいいですよ」
と医学的な観点から、適切な方向付けはしてもらいたいです。
そのためには、「何でも気楽に話しかけられる雰囲気の先生」が、身近にたくさんいたらいいなと思います。
少しでも理想のDrに近づけるよう頑張ります。