おはようございます。医師の秋山です。
今回は「高濃度ビタミンC点滴の効能その③」高濃度ビタミンC点滴の最終回です。
①②では、主にがんに対する効能について書きました。
点滴を開始する前に、高濃度ビタミンC点滴を受けることができるかを調べるために、「G6PD活性」を検査します。
日本人の99.5%の方は点滴が可能ですが、0.5%の方は赤血球の溶血を引き起こします。このG6PD活性をしっかり検査している施設での点滴を推奨します。
「成人は毎日、数千個のがん細胞ができている」と言われています。
しかしそれでもがんにかからない理由は、NK細胞が活発に働き、がん細胞を死滅させているためです。
このNK細胞の働きが衰えたとき(加齢や免疫力が落ちたとき)に、がん細胞の増殖が抑えきれなくなり、「がん」が内視鏡検査でCTで早期がんとして目に見える形で表れてきます。
可視化されるようになった腫瘍・がんをできるだけ早期に、発見するために、当院では胃カメラは1年に1度、大腸内視鏡検査は数年に1度をお勧めしているのです。
高濃度ビタミンCは、過酸化水素H2O2の抗酸化作用でがんを自己死に導きます。
「免疫能の活性化」と「抗酸化作用」の2つの力でで、がんに立ち向かっていきます。
私は月に1回高濃度ビタミンC点滴をしています。
私が点滴をしている目的は、
「1日1日を大切に、健康に過ごすため」です。
点滴したとたんシャキッと元気になるものではありませんが、あまりカゼは引きません。
仕事の効率が良くなったりブログの構想を考えたりと、毎日のパフォーマンスの向上に役立っていると思います。
ビタミンC点滴に毎月通う当院の男性は、「毎日の仕事がとてもはかどっている」と言います。
また女性の例では、「今期猛威を振るった花粉症にかからなくて良かった」「インフルエンザにかからなかった」などと話してくれます。
毎月通われているだけあり、「ビタミンC点滴をすると体調が良いと思われる理由がある」のだと思います。
アメリカのハリウッドスターやトップモデル達は、ビタミンC点滴を受けている人が多いと聞きます。
この方々に共通しているのは、「年齢よりも明らかに若く見える」ことです。
ビタミンC点滴には、「抗酸化作用によるアンチエイジング効果(美肌・ハリ・ツヤ)」があります。
これは、長く継続することで得られる恩恵です。
「現在の生活習慣の結果は、10年後に現れる」と思ってください。
いまのあなたが10年後にあまり老けなかったら、それは良い生活習慣を送っていたということになるでしょう。
自費診療になるので、当院では高濃度ビタミンC25g点滴が1回1万円程度かかります。
この価格は「高い」と思われる方がいるかもしれません。
比較していただくと分かるのですが、これは他の正統な高濃度ビタミンC点滴をしている施設よりかなり安価です。
適切な輸送ルートで入荷しています(2~8℃の冷蔵で運送する必要があります)ので、私達の利益は正直ありません。
それでも私達は「良いものは良い」と思っていますから、これからも多くの方に安価でビタミンC点滴を勧めていきたいと思います。
月に1度の「自分へのご褒美・身体への投資」として、高濃度ビタミンC点滴を受けてみるのはいかがでしょうか。
ゆったりとしたソファーで1~2時間、リラックスした時間を過ごしていただきたいと思っています。
今回の動画は、大腸ポリープと胃のポリープの違いについてです。