おはようございます。医師の秋山です。ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。
今日は、書棚に眠っていた小説を読んでいたら面白くてついつい一気読みしたので、ここで紹介したいと思います。
麻耶雄嵩さんの「神様ゲーム」です。ちなみに麻耶雄嵩さんと言えば「貴族探偵」です。相葉雅紀さん主演でドラマ化もされましたね。
小説の表紙を見て、「おやっ」と思った方がいらっしゃるかもしれませんが、この小説はもともと児童書で、子供向け推理小説として配本されました。しかしながら、「このミステリーがすごい!」で第5位にランクされるなど、ミステリー小説として高い評価を受けた作品です。約200ページ程度ですので数時間もあれば読了できるのですが、衝撃のラストと読後感の悪さはかなりのものです。小説の詳細は書きませんが、おそらく自分が子供の頃にこの小説を読んでも全く理解できないと思います。ただ、ミステリー小説としてはかなりの完成度です。本当に児童書だったのでしょうか?
子供向け推理小説で思い出しましたが、私が通っていた小学校の図書館に、「少年探偵ブラウン」という推理小説が置いてあり、あまりに面白くて何度も借りて読んだことを覚えています。現在も本屋で売っているのかは分かりませんが、子供向け小説としてはそちらを強くお勧めします。私がミステリー小説を好きになるきっかけとなった本です。
ゴールデンウィークで時間がある方はぜひ読んでみてくださいね。