福岡天神内視鏡クリニックブログ

便潜血検査でわかることとは?

こんにちは。医師の秋山です。
最近の福岡は雪が降ることが多くて、寒いですね。身体を温めて、寒い時期を乗り越えましょう!
当院では検診で便潜血検査が陽性となり、受診される方が多くいらっしゃいます。
便潜血が陽性になると、「大腸に悪いものができているのではないか?」と心配になりますよね。
便潜血検査では、排便時に肛門が刺激されて軽い痔から目に見えない出血があった場合でも「陽性」と判定されます。
逆に、大腸内にポリープや早期の大腸がんものがあったとしても、便にこすれて出血をしなければ、「陰性」と判定されてしまいます。
実はこれまで便潜血が陰性であった方でも、内視鏡をしてみるとポリープや大腸がんができていることもあるわけです。
便潜血検査は、陽性になると大腸内視鏡を受ける「きっかけ」にはなる点ではと良いと思いますが、陽性陰性の結果に左右されずに、定期的に内視鏡検査を受けるほうがよいですね。
便潜血検査で気になることがある場合は、一度ご相談ください。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。