こんにちは、医師の秋山です。
当院では検診胃カメラも行っています。
レントゲンで要精密検査にならなくとも、胃痛や胃もたれを感じたことがあまりなくても、検診(自費診療)で胃カメラを受けることもできます。
「毎年レントゲン検査を受けているし、精密検査にならなければ胃カメラを受けなくともよいのではないか」
と思われるかもしれません。
今回は、「レントゲン検査」のデメリットを挙げてみます。
① 放射線被爆をする
毎年レントゲン検査を受けていると、検査を受けたために発がんすることがあると言われています。
② 思ったよりもキツイ検査である
個人差がありますが、レントゲン検査はゲップを我慢したりお腹が張ってきたりと意外にキツイ検査です。
③ 早期の胃がんや食道がんを発見しにくい(一番重要です)
放射線科医がレントゲン検査の読影をしますが、胃カメラと違い、小さくて平坦ながんなど発見すること自体に限界があります。
胃カメラはキツイというイメージがあると思いますが、逆にあまり苦しくない検査だとしたら、被ばくもなく早期のがんを発見できるとても良い検査ではないでしょうか。
胃や食道の場合は、早期に発見できて事なきを得るか、がんが手遅れとなって命を落としてしまうかは、「胃カメラを定期的に受けること」がカギを握っているとも言えるでしょう。