福岡天神内視鏡クリニックブログ

市販の胃腸薬を調べよう!! その2:キャベジンコーワα

おはようございます。
10/30に3回目のコロナウイルス抗体検査を受けましたが、今回も陰性でした。
クリニックのスタッフ全員で感染対策をしっかりしているので、安心してご来院ください。

 

さて、今回は市販の胃腸薬であるキャベジンコーワαを医師目線で紹介したいと思います。
キャベジンコーワαの15歳以上の用法用量は、1回2錠、1日3回です。
価格は100錠で1200円なので1日あたり72円となります。

 

キャベジンコーワαの一番のウリの成分はメチルメチオニンスルホニウム(別名:ビタミンU)です。
このメチルメチオニンスルホニウム(ビタミンU)はキャベツに含まれる成分です。胃や十二指腸の潰瘍を改善させる抗潰瘍効果があります。また、胃粘膜の血流を良くし、粘液分泌を増加させる粘膜保護作用もあります。小腸や大腸の炎症を改善させる効果もあると言われています。
キャベジンというネーミングはキャベツ(英語:cabbage)に含まれる(cabbage in)をもじってキャベジンとなったそうです。

 

キャベジンコーワαの服用をお勧めするのは、生活リズムの乱れや暴飲暴食などで胃粘膜が荒れ、胃もたれや胸やけ、胃痛などの症状がある方です。
とはいえ、生活習慣の乱れが症状の原因の場合は、薬に頼るのでは無く、まずは生活習慣を改善させることが一番大切です。
生活習慣の乱れが原因の症状は、カラダが休養してほしいと出しているサインです。
薬の内服で症状をごまかすのでは無く、将来の健康の為にもそのサインにしっかりと耳を傾けて生活習慣を見直しましょう!!

 

思い当たる生活習慣の乱れが無いにも関わらず、症状が継続する場合は、ヘリコバクター・ピロリ菌感染などが症状の原因のことがあります。
お悩みの場合は、是非一度ご相談ください。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。