おはようございます。医師の秋山です。
さて、新型コロナワクチンの接種がだんだんと普及してきています。2回目まで終了した方も多いのではないでしょうか。
私は6月初めに2回目まで終了しました。
診療中に、これからワクチンを接種する患者さんから副反応についてよく質問を受けますので、私が実体験で感じたワクチンの副反応やその対処法について詳しく説明しています。
ワクチンに対しての不安はみなさんあると思います。少しでも患者さんのお役に立ちたいので、分からないことがあれば遠慮なく聞いてください。
それでは、現在の新型コロナワクチンの効果について説明します。
まず、新型コロナワクチンは、2回目接種後の10日〜14日後に抗体ができます。ですので、私はもうすでに抗体ができてます。
この抗体は、従来の新型コロナウイルス株には十分効果があることが分かっています。
問題は、変異株に対して効果があるのか、ではないでしょうか。
そこで、変異株についてどこまで効果があるのかをまとめました。
ここでは、ファイザー製のワクチンについて説明します。
(モデルナ製のワクチンは、変異株についての効果は不明のままですので割愛します)
感染予防効果:知らないうちに他人にコロナを感染させてしまうのを防ぐ効果
発症予防効果:自分がコロナに感染してしまうのを防ぐ効果
ざっくりとこんな意味にとらえてください。
ちなみに、従来のコロナワクチン株に対するワクチンの効果は、感染予防効果も発症予防効果も90%を超えています。
それでは、コロナウイルスの変異株である、アルファ株(イギリス)、ベータ株(南アフリカ)、ガンマ株(ブラジル)、デルタ株(インド)についての効果を記します。
アルファ株 | ベータ株 | ガンマ株 | デルタ株 | |
感染予防効果 | 96.5% | 75% | 不明 | 64% |
発症予防効果 | 97.7% | 不明 | 不明 | 83% |
様々な文献をまとめるとこんな感じですね。
参考までに、我々が毎年接種しているインフルエンザワクチンですが、インフルエンザに対する感染予防効果、発症予防効果はどちらも、約50%と言われています。
まとめると、新型コロナワクチンは、変異株に対しても効果は十分にあると言えます。
特に、無症状感染のまま他人に感染させてしまうのを防いでくれる効果が高いのは、患者様と接する機会が多い医療従事者として非常に心強いです。
ただ、勘違いして欲しくないのは、コロナワクチンを打ったからもう大丈夫だと思わないことです。いつ新たな変異株が猛威を振るうのか分かりません。
ワクチンを接種した後も、今まで通り、手洗い、うがい、マスクなどの感染対策はきちんと行いましょう。
以上、新型コロナワクチンの効果についての話でした。
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それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。