福岡天神内視鏡クリニックブログ

便秘の重症度セルフチェックリスト

おはようございます。医師の細川です。

便秘の継続は、腸の免疫能低下、代謝の悪化、肌荒れ・むくみなどの美容面への影響、大腸がんのリスク上昇など身体にとって色々なデメリットを引き起こすリスクとなります。

 

便秘と一言で言っても、その程度や原因は人によって様々です。

そこで、まず大切なのは、自分の排便状況を客観的に把握して、排便状態に合わせた便秘対策を考えることです。

 

下記に便秘の重症度のチェックリストを準備しました。

チェックリストの項目がいくつ当てはまるかチェックし、まずは自身の便秘の程度を把握しましょう!!

 

 

【便秘の重症度チェックリスト】

1.下剤を服用しないと3~4日に1回程度しか便が出ない

2.便がいつも硬い

3.便が出ないときは、お腹が張ってくる

4.あまり歩かない、運動をしない

5.食事は1日に1~2食しか食べない

6.便意があっても我慢することがある

7.下剤を服用しているが、使用期間は1年以内である

8.自然な便意が起こらない

9.下剤を服用しないと全く排便がない

10.下剤を服用して排便があるが、週に1回程度である

11.下剤を服用しているが、使用期間は1年以上5年未満である

12.おならが以前よりも非常に臭いと感じる

13.毎日下剤を服用している

14.下剤を服用するときは、規定量よりも多い量を服用している(毎日の服用でない場合も含む)

15.下剤を服用するときは、規定量の2倍以上の量を服用している

16.体重がピーク時に比べて10kg以上減少している

17.下剤を5年以上服用している

 

 

チェックリストの1~6のみが当てはまる人軽症の便秘症

水分をしっかり摂り、ウォーキングなどの運動や食生活の改善などで排便力を取り戻すことが比較的容易な段階です。

安易に下剤の服用をせずにまずは生活習慣の改善をしていきましょう。

 

 

チェックリストの7~10に当てはまる項目がある人:中等症の便秘症

すでに自力での自然排便がしづらく、下剤に頼っている状態です。

今は週末だけ下剤を服用し、まとめて排便するなどで対応出来ていても、このままの状態を放置すると数年以内に下剤を連用するようになり、重症の便秘症に移行してしまう恐れがあります。

病院を受診し、便秘薬からの離脱治療を受けることをオススメします。

 

 

チェックリストの11~14に当てはまる項目がある人:重症の便秘症

自然な便意が完全に失われており、放置すると1週間以上全く排便が無い状態です。

下剤が手放せなくなっている状態で排便力を取り戻すには時間も根気も必要な状態です。

このままの状態を放置すると下剤依存症に移行してしまいます。

病院を受診し、便秘薬からの離脱治療を受けることをオススメします。

 

 

チェックリストの15~17に当てはまる項目がある人:下剤依存症

すでに下剤依存症が進行している状態です。

病院を受診し、便秘薬からの離脱治療を受けることをオススメします。

 

 

たかが便秘と甘く見ていると将来全く排便が出来なくなるなどの大変な状態になってしまう可能性があります。

そうなる前に病院を受診し、専門医による診断や治療をうけることをオススメ致します。

また、大腸ポリープや大腸がん等の腸の病気が原因で便秘となっている場合もあります。

特に、急に便秘が悪化した場合や排便時に出血や血便がある場合は、便秘の期間や程度にかかわらず、必ず病院を受診し、大腸内視鏡検査を受けることを強くお勧め致します

お悩みの方は、是非一度、ご相談ください。

細川 泰三医師

国立鹿児島大学医学部卒業。
麻生飯塚病院、北九州市立医療センター、国立病院機構福岡東医療センターで多数の消化器内視鏡検査・治療に従事。
2020年4月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。