おはようございます。医師の秋山です。
さて、昨年からヒトの栄養(蛋白質、脂質、糖質)について勉強していますが、知れば知るほど面白く、奥が深いです。
そこで今回、3大栄養素の1つである蛋白質の豆知識についてまとめました!
この豆知識を覚えて、スタバでスカしてコーヒーでも飲みながら店員さんに豆知識を披露すれば、すぐ顔を覚えてもらえると思います。
それでは張り切っていきましょう!
豆知識その1:蛋白質の「蛋白」とは「卵白」のことである。
「蛋白質」とは「卵白質」とも言えます。
蛋白質豊富な食べ物代表といえば「卵」ですよね。
その中でも卵白は、約90%が蛋白質です。卵黄は30%が蛋白質と言われてます。
豆知識その2:三大栄養素のうち、消化吸収で一番カロリーを消費するのは「蛋白質」。
ヒトが栄養素を消化吸収する時、胃腸が動きまくるのですが、当然この時にカロリーを消費します。それぞれのカロリー消費率ですが
蛋白質→摂取カロリーの30%
脂質→摂取カロリーの5%
糖質→摂取カロリーの6%
です。ダントツで蛋白質を消化吸収する時が消費カロリーが多いですね。
つまり、蛋白質が豊富な食事はダイエット食に最も適した栄養素だと言えます。
豆知識その3:蛋白質は1回の摂取量が少なすぎても多すぎてもダメ。
これはライザップの時に勉強しました。
1日に必要な蛋白質量は、成人でだいたい60g~70gと言われています。
蛋白質は、1回の摂取量が20g~30gの時に筋肉合成が誘発されます。
つまり、それより少なすぎても多すぎても筋肉が合成されにくいです。
朝食でほとんど蛋白質を摂らなかったから昼食、夕食で多めに蛋白質を摂ってもほとんど意味がありませんので気をつけましょう。
豆知識その4:卵で効率的に蛋白質を摂る食べ方は「半熟卵」である。
卵1個で蛋白質が約6gです。その他、卵には蛋白質の吸収に欠かせないビタミンB群が含まれています。
生卵は、実は蛋白質の吸収が悪く、約半分しか吸収されないというデータがあります。
対して、加熱した卵は約90%です。加熱しすぎるとビタミンB群が失われてしまいますので、半熟卵が一番良いということになります。温泉卵なんかもオススメです。
「ロッキー」という私の大好きなボクシング映画があるのですが、ロッキーがトレーニング前に生卵5個をコップに入れて一気飲みするという名場面を思い出しました。
以上、蛋白質の豆知識でした。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。