おはようございます。医師の秋山です。
台風が去った途端に肌寒くなってきました。季節はすっかり秋ですね。私が一番好きな季節です。
さて、私は以前自分の腸内細菌を調べたことがあるのですが、もう一度自分の腸内細菌の結果を見直すことにしました。
なぜ見直すことにしたのか?それは、私は痩せ型の体型なのに、なんでデブ菌が存在する「ファーミキューテス門」が多いんだろう?とずっと疑問に思っていたからです。
まずは私の腸内細菌の割合と、日本人の平均の腸内細菌の割合です。グラフ上段が私の腸内細菌の割合、グラフ下段が日本人の成人の平均の腸内細菌の割合です。
バクテロイデーテス門は「ヤセ菌」が属します。
ファーミキューテス門は「デブ菌」が属します。
グラフの通りで、日本人は一般的にバクテロイデーテス門がファーミキューテス門より多いんです。
でも、私の場合はファーミキューテス門の方がバクテロイデーテス門よりも多くなってます。
ここで、私の個々の腸内細菌の割合トップ10を見てみましょう。
なんと、ファーミキューテス門に属する菌が6つも入っているではありませんか。
実はこの6つのうち5つが「酪酸菌」です。酪酸菌の一部も「ファーミキューテス門」に属してるんですね。
なるほど、私のファーミキューテス門の割合が多いのは、デブ菌が多いわけではなく、酪酸菌が多いからなんだ!ということが分かりました。
つまり、私の腸内には、日本人の平均以上の酪酸菌が住み着いていることになります。
酪酸菌が多い方は、長生きしたり、寝たきりになりにくいと言われています。一流のアスリートも酪酸菌が多いそうです。アンチエイジング効果もあります。
自前の酪酸菌を育てるのに一番良いのは「玄米」です。私はよく玄米を食べていますので、自前の酪酸菌がすくすくと育っているのでしょう。
これからも不摂生をせずに、腸活に励んでいきたいと思います
以上、私の腸内細菌の話でした。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。