おはようございます。医師の秋山です。
サッカーW杯が始まりました!私は日本代表以外の試合も見ていますが、国歌斉唱で感極まる選手、得点を取った後に号泣する選手などを見ると、こちらも胸が熱くなります。それだけW杯というは、サッカー選手にとって最高の舞台なんだと再認識させられます。
さて我らがサッカー日本代表に、長友佑都選手がいます。36歳とベテランで、超がつくポジティブ思考持ち主です。練習から常に声を出し、感情を隠すことなく表現する選手です。
ちなみにドイツ戦の後、「ブラボー!」と叫んでいたのが長友選手ですね。
日本人は感情を表に出すのが苦手ですので、長友選手のようなタイプは、チームスポーツにおいて絶対必要な存在だと私は思っています。
なぜかと言うと、人間の感情は「伝染」するからなんです。
神経細胞の仲間に「ミラーニューロン」という細胞があります。これは、第3者の感情を無意識に真似する細胞です。
映画やドラマでもらい泣きしたり、あるいは誰かのあくびにつられてあくびをしたことありませんか?それらはミラーニューロンの影響と言われています。
ミラーニューロンは、ポジティブな感情も、ネガティブな感情もどちらも伝染するのですが、特に、ネガティブな感情の方が伝染しやすいと言われています。
試合前や試合中、ネガティブな感情に支配されてしまうことはよくあります。そんな時、長友選手のようなポジティブな選手が1人でもいると、そのポジティブな感情はチーム内に伝染し、普段通り、あるいは普段以上のパフォーマンスを発揮することができます。
サッカーの世界で、ホームとアウェーで、ホームチームの方が勝つ確率が2割高いというデータがあるのもそのせいです。
さらに、脳腸相関で脳と腸は繋がっていますので、脳にポジティブな感情が芽生えると、それは腸にまで伝達され、お腹の調子も良くなっていきます。
ちなみに長友選手も腸内環境を大事にされており、森永乳業と提携して「筋トレ」ならぬ「菌トレ」を実践されているとのことです。
このように、お腹の調子が良くなると、ここ一番での力が発揮されます。
英語で「根性」のことを「ガッツ」と言いますが、これはもともと「腸」という単語である「gut」から派生した単語です。
ぜひ皆さんもポジティブ思考でお腹から健康になりましょう!
最近ハマっているオーツミルクです。植物性のミルクで、乳糖不耐症の方も安心して飲めます。食物繊維豊富なのがいいですね。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。