福岡天神内視鏡クリニックブログ

整腸剤を飲んで、生活習慣病を予防しましょう!

おはようございます。医師の秋山です。

 

我らがサッカー日本代表はグループリーグ1位で決勝トーナメントに進出しました!

ドイツ戦の勝利で驚き、コスタリカ戦の敗戦で悲しみ、スペイン戦の勝利で狂喜した方も多いのではないでしょうか。

私は、スペイン戦後の長友佑都選手のインタビューを泣き笑いで見てました。

 

決勝トーナメント1回戦の相手は前回大会準優勝のクロアチアです。全力で応援したいと思います。

 

閑話休題、私は以前、整腸剤を飲んで「高血圧」「糖尿病」「高コレステロール血症」が予防できることを解説しました。

今回は、整腸剤による3つの病気の予防のメカニズムについて箇条書きでまとめましたので参考にされてください。

 

それでは張り切っていきましょう!

 

・高血圧予防のメカニズム

①血中の短鎖脂肪酸が、血管の細胞の表面にある「短鎖脂肪酸受容体」と結合し、レニン-アンギオテンシン系に働きかけ、血圧を下げる。

②血中の短鎖脂肪酸は血管の柔軟性を良くする作用があり、動脈硬化を防いでくれる。

 

・糖尿病予防のメカニズム

腸内環境が悪くなると、腸管壁の免疫バリア機能が悪くなり、有害物質が腸をすり抜けて全身を巡り、インスリンの効き目が悪くなります。

これが、整腸剤を飲むことにより

①善玉菌が増え、腸管壁の免疫バリア機能が高くなり、有害物質が腸管内にとどまるようになり、インスリンの効き目がよくなってくる。

②血中お短鎖脂肪酸が、膵臓の細胞の表面にある「短鎖脂肪酸受容体」と結合し、インスリンの分泌を促して血糖値を下げる。

 

・高コレステロール血症のメカニズム

①短鎖脂肪酸は、肝臓でのコレステロール合成酵素の働きを阻害する作用があり、肝臓でコレステロールが作られにくくなる。

②乳酸菌が、食事由来のコレステロールを吸着して、そのまま便と一緒に排出される。

 

以上のような感じです。

さらに、イラストでまとめてみました。こんな感じになります。

いかがでしょうか。

整腸剤を飲むと生活習慣病まで予防することができるんです。

皆さん、毎日整腸剤飲んで健康になりましょう!

 

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。