福岡天神内視鏡クリニックブログ
経鼻内視鏡ではいけないの？
こんにちは、医師の秋山です。
来院するみなさまからよく聞かれることがあります。
「胃カメラは、経鼻内視鏡検査ではいけないの？」
経鼻内視鏡検査は、楽なイメージがあると思います。
個人差がありますが、検査を受けてみると意外と鼻が痛かったり、検査が終わった後に鼻血が出た、などと聞くことがあります。検査中にお腹の張りがキツくなってくることもよくあります。
また鼻を通過させるために細いカメラを使用しますので、胃内に空気を入れ胃粘膜を洗うことに時間がかかります。そして画像の解像度はカメラのレンズのサイズと比例するため、レンズの小さい経鼻内視鏡は解像度が低下します。
早期胃癌の発見率は、画像の解像度が高いほど高くなるため、当然経鼻内視鏡検査よりも経口内視鏡検査の方が高くなります。
検査を受けることが目的では無く、早期胃癌を見落とさず観察することが一番大切です。
年に1回、せっかく時間を作って胃カメラを受けるのならば、楽にしっかりと観察できた方がよいですよね。
当クリニックでの胃カメラは、経口（口から）で行っています。「苦しくない内視鏡検査」でしっかりと観察ができるようにさまざまな工夫をしていますので、一度ご相談ください。
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