福岡天神内視鏡クリニックブログ

診療報酬改定の勉強会に参加しました

おはようございます、医師の秋山です。

先日、4月に改訂される診療報酬(レセプト)の勉強会に参加しました。

会場には900人もの医療スタッフが集まり、大ホールはほぼ満員になっていました。

本年4月から「オンライン診療料」という項目が新設されることが、今回の診療報酬改定の大きな目玉となっています。

お互いに離れた場所にいる医師と患者さんをつなぐ診療は従来、「遠隔診療」と呼ばれていました。

しかし最近では「オンライン診療」という言葉が意識的に使用されるようになりました。オンライン診療は医師と患者さんの間にある「距離の制約」を解消するだけでなく、「時間的な制約」の解消を含む医療の新しい選択肢となる、といわれています。

この診療は、もともと医師と患者さんが直接お話しして診療する「対面診療」に置き換わるという意味ではなく、対面診療と適切に組み合わせることでケアの質を高めたり、受診のハードルを下げることができるといわれています。

私個人は、これまで直接患者さんとお話ししながら、「症状の改善方法や今後の健康について」を一緒に考えていく「対面診療」を大切にしてきましたが、九州だけでなく西日本各地や海外からの受診も多い当院では、遠距離・時間的な制約のためになかなか定期受診できない方々もおられます。このような方々への新たな診療方法の選択肢の一つとして、検討する必要性を感じました。とても勉強になりました。

果たして、オンライン診療は今後の診療に組み込まれていくのでしょうか。今後注目していきたいと思います。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。