食道がん自己診断チェックリスト

おはようございます。
前回、食道がんについてざっくりお話ししましたが、今回は食道がんの自己診断チェックリストをご紹介致します。

「食道がんになっているかもしれない」「自分は将来食道がんになりやすいのではないか気になる」という方は、下に示した自己診断チェックリストをチェックしてみましょう。

①（1日に吸うタバコの本数）×（喫煙年数）＝600以上である

②お酒をよく飲み、もともと飲酒で顔がすぐ赤くなる体質である

③熱い食事や飲み物を冷まさないで摂取するのが好きである

④血縁関係のある家族に食道がんになった人がいる

⑤のどや胸に違和感がある

⑥のどや胸がしみる感じがある

⑦食事中に食べ物がのどや胸につかえる感じがある、下がっていかない感じがある

⑧胸や背中に圧迫されるような痛みがある

⑨声がかすれるようになった

⑩固形物が飲み込めなくなった

①～③の項目で1つでも当てはまる項目があり、さらに④～⑩の項目で１つでも当てはまる項目があれば食道がんの可能性や将来食道がんになりやすい可能性があります。
これらの症状は、逆流性食道炎による症状だろうと自己判断せずに症状がある場合は、必ず消化器内科を受診し、原因を調べましょう。

食道がんは治療成績が良くないがんの1つですが、早期発見早期治療が出来た場合の治療成績は良好です。食道がんで命を取られることがないように自覚症状にかかわらず定期的に胃内視鏡検査（胃カメラ検査）を受けましょう。
是非一度、ご相談ください。

秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。