福岡天神内視鏡クリニックブログ

食生活で快腸を目指そう!!

おはようございます。
今回は快腸にする食生活に関して皆さんにもこっそりお教えしたいと思います。
次の食生活改善のルールを守るとお腹の調子が良くなります。是非実践してみて下さい。

 

①1日3食きっちり食べよう!!
朝食をしっかり摂り、昼夕もしっかり摂取すると胃腸のリズムが良くなり、胃腸の運動能力・消化能力が最大限発揮できます。
朝食を抜くと、その後の胃腸のリズムが崩れます。日常的に朝食を抜くとお腹の調子が崩れます。

 

②色々な栄養素をバランス良く摂ろう!!
腸内では様々な細菌が腸内細菌叢(腸内フローラ)をつくることで腸管のバリア機能を保ち、免疫能に役立っています。腸内フローラの環境は、細菌の種類や数が減ったり、悪玉菌が増加すると悪化します。腸内フローラの悪化は、下痢や便秘の原因になるだけでなく、肥満や免疫力低下の原因にもなります。
偏食で同じようなものばかり食べると、腸内細菌が似た菌ばかりになり、腸内細菌の種類が減少し腸内フローラが悪化し、免疫力が低下します。
少しずついろいろな種類の食事を摂取していると腸内細菌のバリエーションが豊富になるため、バリア機能がアップし、お腹の調子も整い、免疫力もupします。

 

③消化が良いものを食べよう!!
胃腸に負担をかけない消化しやすいものを摂取しているとお腹の不調は自然と起こりにくくなります。摂取した食事が胃で消化され、胃から十二指腸へ排出されるまでにかかる時間を「胃内滞留時間」といいますが、この胃内滞留時間が、最も短いのが脂肪分の少ないタンパク質、次に炭水化物、脂肪の順となります。
タンパク質中心の食事は早く消化されますが、脂肪中心の食事は消化されにくく、胃の中に長く留まるため、胃に負担がかかります。脂肪分の多い天ぷらやビーフステーキなどが、胃もたれや吐き気を起こしやすいのは、胃での消化が悪いからです。
また、胃で十分に消化されなかった食事が腸に排出されると、小腸で栄養分を吸収しきれないため、通常よりも栄養分が残った状態で大腸まで届きます。大腸が栄養過多になると腸内フローラが劣化するため、胃だけでなく腸にも負担がかかります。

 

④カロリーの多い食事は避けよう
残念ながら、人間は加齢が避けられません。昔は走るのが平気だったのが、段々ときつくなるように内臓も年をとるのは避けられません。
腸が老化すると小腸での栄養吸収力が低下します。高カロリー食は大腸が栄養過多となり腸内フローラが劣化するため、年を取ったら若いときと同じようなカロリーの多い食事を摂取するのは止めましょう。

 

⑤よく噛んで食べましょう。
よく噛むと食べ物は細かくなり、唾液により消化が進みやすくなるため、胃での消化がスムーズになります。

 

⑥食事の量は腹八分目にしましょう。
消化可能な量を超えて食べ過ぎると胃もたれや胃痛の原因になります。また、小腸で吸収されない栄養分が増え、大腸が栄養過多になるため、胃腸全体に負担がかかります。

 

⑦何かをしながら食事をするのを止めましょう。
スマホを見ながら、新聞を読みながらなど何かをしながらの食事は交感神経を刺激します。
交感神経が刺激されると胃酸が出にくくなるため、消化に時間がかかり胃の負担が多くなります。

 

いかがでしたか?
このルールを守ると胃腸の調子が良くなります。是非実践してみて下さい。
気になる方は是非一度ご相談ください。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。