福岡天神内視鏡クリニックブログ

お腹が張る時に効く漢方薬

おはようございます。医師の秋山です。

コンビニで「鬼滅の刃」のコラボ商品をよく見かけます。

「鬼滅の刃」の何がそんなに人気なのか、普段の診療のヒントになるものが隠れていないか、コミックを大人買いして読みました。

 

 

ハマってしまって大変です。映画も楽しみにしてます。

 

さて、今回は、お腹が張ったり、しぶり腹などの症状がある時に有効な漢方薬です。

いずれもドラッグストアで購入可能なので、参考にされてください。

 

1.大建中湯(だいけんちゅうとう)

お腹が冷えて痛みがある、腹痛、お腹が張る

「血流を良くしてお腹を温め、胃腸の働きを活発にします。医師が好んで処方します。」

 

2.桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)

腹痛、しぶり腹、お腹が張る、軽い便秘や下痢

「過敏性腸症候群の症状に有効と言われています。」

 

3.桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)

お腹の張り、しぶり腹、腹痛、急性腸炎、下痢、便秘

「普段から便秘がちで、それに伴うお腹の張り、腹痛に効果があります。」

 

 

お腹の張りといえば「大建中湯」です。我々医師はよく処方します。

「桂枝加芍薬湯」は、お腹の張りが強く、下痢気味の方に使うことが多いです。

「桂枝加芍薬大黄湯」は、お腹の張りがあり、かつ便秘の方に有効ですが、大黄が含まれるため、長期服用は避けた方がいいです。

上記症状がある方は一度試してみてくださいね。

 

先日、「ももち浜ストア」から取材の依頼がありました。久しぶりの取材であったことや、カメラマンの方がいつもより多くて緊張しました。「秋バテ」について話をしています。

近日「ももち浜ストア」内で放送予定です。お時間がある方はぜひご覧ください。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。