福岡天神内視鏡クリニックブログ

食欲がない、体がだるい時に効く漢方薬

おはようございます。医師の秋山です。

「コロナ禍(コロナか)」という言葉をよく見かけます。この「禍(か)」ですが、「わざわい」とも読みます。この「わざわい」ですが、

災い(わざわい):天災など防ぎようのないもの

禍(わざわい):努力により防ぐことができる

という意味だそうです。「コロナは必ず乗り越えられる」という強い意思を感じます。

 

さて、今回は、「なんとなく食欲がない」、「体がだるい」といった症状に対して有効な漢方薬です。これらもドラッグストアに売っていますのでぜひ飲んでみてください。

 

1.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

食欲不振、全身倦怠感、消化機能が衰えた虚弱体質、術前術後の衰弱

「胃腸の働きを整え、元気を補う薬です。読んで字のごとくです。」

 

2.六君子湯(りっくんしとう)

食欲不振、胃腸機能の低下、みぞおちのつかえ、疲れやすい、手足や冷えやすい

「食欲増進作用があることで有名です。消化器内科医が好んでよく処方します。」

 

3.清暑益気湯(せいしょえっきとう)

暑さなどによる食欲不振、全身倦怠感、夏痩せ、下痢

「いわゆる夏バテに効果のある薬です。」

 

4.十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

疲れやすい、全身倦怠感、食欲不振、体力がない、寝汗

「気力と体力を補う薬です。特に術後の体力低下、産後の体力低下に効果があります。」

 

特に六君子湯は有名な漢方薬で、飲んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もよく処方しています。食欲増進作用である「グレリン」というホルモンが胃から出ますのでお勧めです。

 

 

クリニック近くにある美味しいお店を紹介します。

 

「グリルカジン」です。西通りの「一蘭」の隣のビルの5階にあります。ここも有名店で、いつもお客さんでいっぱいです。

ここはオムレツライスが有名です(写真の右上がオムレツライスです)。

当院診療終了後にお腹が空いていたら是非食べてみてくださいね。

 

 

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。