福岡天神内視鏡クリニックブログ

市販の胃腸薬を調べよう!! その7 ガスター10(テン)

おはようございます。医師の細川です。
今年も残すところ2ヶ月を切りました。年々、一年が経過するのが早くなっているのを痛感しています。
まさにジャネーの法則ですね。どんなに沢山遊んでもまだ昼にもなっていないと感じていた子供の頃は遠く昔の出来事です(笑)

 

さて、今回はガスター10(テン)を紹介したいと思います。
15歳以上の用法用量は、1回1錠内服です。服用と服用の間を8時間以上あければ1日2日まで服用可能です。
価格は12錠で1580円なので1回あたり約132円となります。

 

ガスター10の有効成分は、ファモチジンです。
ガスター10は病院で医師が逆流性食道炎や胃十二指腸潰瘍などの治療として処方することが多いH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)と言われる胃酸分泌を抑える薬の含有量を市販薬用に少なくしている薬です。

胃の胃酸分泌を行う壁細胞にはH2受容体が存在し、ここにヒスタミンが作用すると胃酸分泌が行われます。ファモチジンはヒスタミンがH2受容体に作用するのを妨害し、胃酸分泌を抑制します。胃酸分泌過多に伴う様々な胃の不快な症状を改善させる非常に良い薬です。
とはいえ、ガスター10の内服で症状が改善するからといって、自己判断で様子をみるのは止めましょう。胸やけ、胃もたれ、胃痛などの症状を繰り返す場合や続く場合は、進行胃がんが隠れているなど胃に何らかの病気がある可能性があります。

 

症状が続く場合は、必ず消化器内科を受診し、一度、胃内視鏡検査(胃カメラ検査)を受けましょう。
胃がんや大腸がんの多くは、進行がんとなるまで自覚症状はほとんど無く、進行がんであっても症状が無いことも稀ではありません。このため、症状があるかないかだけで大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けるか受けないかを決めるというのは大きな間違いです。ご自身のためにも大切なご家族のためにも将来の安心のために35歳を超えたら定期的に大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けましょう。

 

当クリニックでは、鎮静薬を使用した苦しさと痛みに配慮した内視鏡検査を行っています。
初めての検査でご不安な方も是非一度、お気軽にご相談ください。
皆様の精神的、肉体的な苦痛を最大限軽減出来るようスタッフ一同、精一杯努めております。