おはようございます。
前回まで長くに渡って逆流性食道炎を考察するシリーズを連載してきました。
少しでも皆様に有益な情報がお伝え出来ればと、診察時に患者さんから良く受ける質問などを参考に自分自身、逆流性食道炎について再度、勉強をしながら、連載してきました。
我ながら、かなり頑張って連載してきたので、ちょっと燃え尽きました(笑
少し休ませて下さい(笑
と言いたいところですが、患者さんの症状や病気は待ってはくれません。
医師として、少しでも皆様のお役に立てるように引き続き、歯を食いしばり頑張ります(笑
と言う事で気持ちを新たに新シリーズの連載に取り掛かります!!
次のテーマは、当院にご来院する患者さんがお悩みの症状ベスト3に入ると言っても過言ではない「便秘」です。
便秘は我々医師の間でも軽くみられがちですが、日常生活に影響し、著しくQOL(生活の質)を低下させることがあります。
このため、悩んでいる方からすると非常に切実な問題です。
しかし、便秘の治療は実は非常に難しく、クスリを出せば終わりというわけにはいきません。
患者さんにとっては長く険しい戦いになります。
食生活や運動などの生活習慣が改善出来なければ、本当の意味での治療にはなりません。
このあたりは、逆流性食道炎の治療と同じですね!!
繰り返しになりますが、便秘治療は治療開始翌日からすぐに良くなるなんていう魔法の治療方法はないため、患者さんと二人三脚で頑張っていかなければなりません。
でも多くの方が、この努力を避け、安易に刺激性下剤の服用に逃げてしまっています。
刺激性下剤を服用すると短期的には便が出せますが、これを長期間続けていると精神的にも肉体的にも依存性が生じてしまいます。
当初はすぐに効果が得られていたのが、徐々に効果が薄れ、そのうちクスリを増量しても便が出せなくなってしまいます。
福岡天神内視鏡クリニックでは、一人でもこのような状況になる方を減らしたいという思いで日々、診療を行っています。
便秘でお悩みの患者さんの役に少しでも立てるように、次回からシリーズで連載していきたいと思います。
お悩みの場合は、是非一度クリニックを受診して下さい。
お待ちしております。