福岡天神内視鏡クリニックブログ

保険診療か自費診療か、どちらで検査を受けたら良いですか?

おはようございます。医師の秋山です。

 

福岡院では、県内県外問わず沢山の方から内視鏡検査の予約電話がかかっています。大変嬉しいです。ありがとうございます。

 

電話での問い合わせの中で一番多い質問が

 

「私は、保険診療、自費診療のどちらになりますか?」です。

日本では現在、国民皆保険制度となっており、患者さんは、医療費の一部のみ(1割〜3割)を支払うことで全国どこででも同水準の医療が受けられるようになっています。

ただこれは、何らかの症状があったり、病気で治療が必要な方のみが対象となりますので注意が必要です。

 

それでは、当院の診療において、どんなケースが保険診療になるか、自費診療になるか、例を挙げて説明します。

 

A.保険診療での内視鏡検査が可能なケース

・健康診断の胃透視で異常を指摘され、精密検査を受けるように指示された。

・健康診断のABC検診で異常を指摘され、精密検査を受けるように指示された。

・健康診断の便潜血検査で陽性となり、精密検査を受けるように指示された。

・胃痛や腹痛がある。

・胃もたれや食欲不振が続いている。

・下痢や便秘がずっと続いており、腹痛や腹部膨満などがあって困っている。

・排便時に血液が混じっていたり、血便が出ている。

・以前、びらん性胃炎や胃潰瘍があり、精密検査を受けたことがあり、定期的に検査を受けるように指示されている。

・以前、大腸ポリープを切除したことがあり、定期的に検査を受けるように指示されている。

 

B.自費診療での内視鏡検査となるケース

・特に自覚症状はないが、年齢的にも内視鏡検査を受けておきたい。

・特に自覚症状はないが、家族に勧められ内視鏡検査を受けることにした。

・家族に胃がんや大腸がんがいるので心配である。

・自費診療での内視鏡検査を希望している。

 

 

こんな感じです(最終的には主治医の判断となりますのでご理解ください)。

 

また、電話の問い合わせの中で

 

「仕事が忙しいから胃カメラ、大腸カメラを同じ日に終わらせたい。」

 

という方も非常に多いです。

 

福岡県では、保険診療で内視鏡検査を受ける場合、胃カメラ、大腸カメラを同じ日に行うことは原則的にできないようになっています。

 

ただし、自費診療で胃カメラ、大腸カメラ検査を行えば、同日にまとめて検査を受けることが可能です。

自費診療ですので、希望があれば症状があるなしに関わらず受けることができます。

 

当院では「同日内視鏡ドック」として自費診療での同日内視鏡検査を行なっております。

しかも福岡院では、大腸カメラの下剤は郵送しておりますので、検査日にクリニックに来院していただければ良いです。このコロナ禍の中ですので、患者さんには大喜ばれております。

「同日内視鏡ドック」の自費診療の値段も格安にしております。詳細は下記URLをクリックしてご覧ください。

https://www.fukuoka-tenjin-naishikyo.com/day/

 

以上、保険診療と自費診療についてでした。

 

 

福岡天神内視鏡クリニックでは、8月7日から8月15日まで休診となっております。

よろしくお願いします。

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。