福岡天神内視鏡クリニックブログ

新型コロナウイルス「オミクロン株」についての知識のまとめです。

おはようございます。医師の秋山です。

1月31日は愛妻の日だそうです。妻がいる世の男性陣は今日こそスカしがいがあるというものです。帰りに花を買って、スカして渡しましょう。これでモテ度アップです。

ただし、決して見返りを求めてはいけません。「無償の愛」こそが男性の基本です。

 

さて、新型コロナウイルス感染症は現在、第6波の真っ只中です。全国的に大流行しており、福岡県でも1日の感染者数が5,000人に迫る勢いです。

そして現在、流行している新型コロナウイルスの変異株が「オミクロン株」と言われてます。

 

それでは、現在のコロナウイルスの「オミクロン株」の知識について整理をしてみましょう。皆さんもぜひ参考にしてください。

新型コロナウイルスは、丸い球状のウイルスで、周りに「スパイク」というトゲトゲがついてます。

イラストのような感じです。

 

で、このトゲトゲが、人間の体内の細胞に存在する「ACE2(エースツー)受容体」とくっつくことで感染が成立するんです。

 

このACE2受容体ですが、肺に沢山存在してますので、コロナは肺炎を起こしやすいと言われています。

 

そして現在猛威を振るっている「オミクロン株」は、感染力は強いが毒性は弱いと言われています。

それは、感染者数は多いのに重傷者数は少ないことからも明らかです。

 

ちなみに、オミクロン株は、ヒトの免疫を回避する能力が高いと言われています。

オミクロン株に対するコロナワクチンの効果ですが

2回接種:感染予防効果10~30%、重症予防効果50%

3回接種:感染予防効果70%、重症予防効果90%

と言われています。ワクチン3回接種の効果は高いですね。

 

それでは、コロナウイルスはなぜそんな性格になってしまったのでしょうか?

正直言ってよく分かりません。専門家もきちんと説明するのは難しいと思います。

 

よく言われるのが、「これってそろそろコロナも終焉を迎えてきているんじゃないの?」という理論です。

 

どういう理論かを分かりやすく説明します。

 

ウイルスだって子孫を後世まで残したいと思ってます。絶滅はしたくないんです。

そのためにはたくさんの宿主(人間)に次から次に感染させ、ウイルスを増やす必要があります。

それなのに、毒性が強くて、他の人に感染させる前に、感染した人が死んでしまったら、その人と一緒にコロナウイルスも死んじゃうんです。そうすると、ウイルスの数は減っていき、そのうち絶滅してしまいます。

ですので、自分達が生き残るためには、感染力を強く、毒性を弱くするのが一番良い、ということになります。つまり、人間との共存です。

そうやってだんだんとコロナが収束していき、そのうちその辺の風邪と同じレベルまでになる、という理論です。

 

これが本当にそうなるのかはこれからわかるのではないかと思います。

以上、新型コロナウイルスに関する考察でした。

 

以前、ふるさと納税で頼んでいた、なかほら牧場のピュアグラスフェッドバターが届きました。

マツコの知らない世界でも取り上げられたことのある「幻のバター」です。

 

このバターをむつか堂の食パンに塗り、お気に入りのアラビアのカップでブラックコーヒーをスカして飲みながら味わってみたいと思います。

 

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

 

 

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。