おはようございます。医師の秋山です。
さて、2月に入り寒い日が続いています。1年で一番寒い時期は1月〜2月と言われています。
風邪やインフルエンザなどの感染症が多いのもこの時期です。コロナ感染者数も1月から2月にかけて急に増えましたよね。
それではなんで冬になると感染症が増えるのでしょうか?
寒いから?空気が乾燥するから?
どちらも正解だと思います。ただ、私はそれだけではないと思ってます。
私がずっと以前から注目しているビタミンDですが、実は1年のうちで1月〜2月が一番ビタミンDの血中濃度が低くなる時期なんです。
ビタミンDは、ヒトの免疫力に重要な役割を果たすビタミンです。
ビタミンDの血中濃度が下がっている時期は、当然ですが免疫力も下がっています。
つまり、1月〜2月は1年のうちで一番免疫力が下がっていることになります。
おそらく、1月〜2月に感染症が多いのは、ビタミンDの血中濃度低下もある程度は関与していると思います。
ビタミンDがヒトの免疫力を増強させるメカニズムはいくつかありますが、最も重要なのは、ビタミンDは抗菌ペプチドを作らせる作用があることです。
抗菌ペプチドとは、ヒトの体内に入ってきた細菌、ウイルス、真菌などをやっつけてくれる蛋白です。
この抗菌ペプチドが、特にヒトの口腔内や上気道内で強く作用することにより、風邪やインフルエンザなどの感染症を防いでくれます。
ちなみに、新型コロナウイルスは口腔内で増殖する特徴があります。ビタミンDにより口腔内に抗菌ペプチドが沢山作られていれば、コロナの予防ができるのです。
サプリメントなどで、ビタミンDを毎日摂取してこの冬を乗り切りましょう!
ビタミンDを1日1,000単位以上摂取すればまずは大丈夫だと思います。
以上、ビタミンDの話でした。
今日はバレンタインデーです。
ベルギー王室御用達チョコレートブランド「ヴィタメール」とミスドがコラボしたハートのドーナツを並んで買いました。100%女性ばかりの行列の中、1人スカして並びました。
それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。