「ヤクルト1000」を飲んでみた！
おはようございます。医師の秋山です。
現在、GWの真っ只中ですがいかがお過ごしでしょうか？
さて、今回は「ヤクルト1000」について解説したいと思います。
マツコデラックスさんが、某番組内で
「ヤクルト1000を飲んだら、すごく眠りが良くなった」
「念のため2本飲んでる」
と語った途端、次の日からヤクルト1000が売り切れです。
マツコさんの影響力ですごいんですね。
そこで今回、「ヤクルト1000」のなにがすごいのかを解説したいと思います。
近所のスーパーは売り切れで全く売ってなくて、店員さんに聞いてみたら、
「いつ入荷するのかも分からない」
と言われました。
そこで、毎日毎日スーパーに通ってようやく買うことが出来ました。
さて、このヤクルト1000ですが、100mlあたり1,000億個の乳酸菌シロタ株が入ってます。
これ1本が110mlですので、この中に1,100億個の乳酸菌シロタ株が入っています。だからヤクルト1000という名前が付いてるんですよね。
ちなみに、従来のヤクルトは、1本の中に200億個の乳酸菌シロタ株が入っています。
それでは、「乳酸菌シロタ株」について解説します。
この乳酸菌ですが、1930年に、微生物学研究者の代田稔博士が発見した菌です。代田博士の名前を取って、「ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株」と名付けられました。
この乳酸菌ですが、すごく胃酸に強いと言われてます。
ですので、ほとんどが生きたまま腸に届くんです。
実際、乳酸菌シロタ株100億個を4週間続けて摂ると、善玉菌が３倍まで増加したという報告もあるそうです。すごいですね。
さて、このヤクルト1000ですが、今までになかった効果が実証されています。
それは
①ストレス軽減効果
②睡眠の質の向上
です。まさにマツコさんが言ってたやつですね。
1本に乳酸菌シロタ株が200億個含まれている、従来のヤクルトではこの効果はないです。
「じゃあ、ヤクルト5本飲んだら乳酸菌シロタ株1,000億個になるから同じ効果があるんじゃないの？」
と思った方も多いのではないかと思いますが、それ、意味ないです。
ヤクルト100ml中に乳酸菌シロタ株1,000億個という、この高密度によって、
人間の神経系に作用してストレス軽減効果や睡眠の質の向上に効果を発揮するとのことでした。
ストレス社会である現代において、ストレスを抱えている方、夜なかなか眠れない方、多いんじゃないかと思いますが、そんな方にはうってつけの飲み物ですね。
それと、この乳酸菌シロタ株って、大腸がんの予防になるだけでなく、大腸ポリープができるのを防いでくれる効果もあるんですよね。私はむしろこの効果の方が重要だと思ってます。
大腸ポリープができるのを防いでくれる効果のある乳酸菌は、今のところこの乳酸菌シロタ株だけです。素晴らしいです。
興味がある方は飲んでみてはいかがでしょうか。
今日はここまでになります。それではまた次回お楽しみに！
