福岡天神内視鏡クリニックブログ

便秘についての知識のおさらいです。

おはようございます。医師の秋山です。

先日、製薬会社の方と話をしたのですが、コロナ禍前と比べ、市販の漢方薬で販売数が伸びているのが、抗不安薬と便秘薬だそうです。

確かに、昨今のコロナ禍の影響により、便秘で受診される患者さんが増えています。

そこで今回、便秘について改めて知識の再確認をしたいと思います。

2017年10月に、日本消化器病学会から、「慢性便秘症診療ガイドライン」が発表されました。これにより、今まであやふやだった便秘症の診断基準が、日本で初めて発表されました。

まず、便秘症ですが

「本来、体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されました。

そして便秘症の診断基準ですが

①強く生きむ必要がある

②兎糞、硬便の硬い便である

③残便感がある

④排便回数が週に3回未満である

⑤肛門の閉塞感や排便困難感がある

これらのうち、2項目以上を満たした場合を「便秘症」と診断することになりました。

さらに、「6ヶ月以上前から症状があり、最近3ヶ月間は便秘症の基準を満たしている」場合を「慢性便秘症」と定義されています。

いかがでしょうか。2項目以上満たしている方って結構多いのではないかと思います。

最近の知見ですが、便秘を放置していると、高血圧、脳卒中、腎臓病など、生命予後に関わるような病気との関連が示唆されておりますので注意が必要です。

便秘の原因として一番怖いのは大腸がんです。長年便秘だからと放置するのではなく、一度便秘の原因を調べた方が良いと思います。

以上、便秘の知識についてのおさらいでした。

お気に入りのスタバのテラス席でティータイムです。

スカしてストロベリーフラペチーノを少しだけいただきました。

それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。