福岡天神内視鏡クリニックブログ

ヤクルトの乳酸菌シロタ株が摂れるサプリメントを発見しました!

おはようございます。医師の秋山です。

 

さて先日、私がヤクルト1000の解説動画をYouTubeの「内視鏡チャンネル」でアップしたのですが、1ヶ月ですでに37万人以上の方が閲覧されています。

 

この動画のコメント欄でよく質問されるのが

「ヤクルトの整腸剤ってないんですか?」です。

 

ヤクルトを毎日摂取すると考えると、どうしても糖質が気になってしまいます。

「糖質を気にせずに乳酸菌シロタ株を摂りたい!」

そう考える方が非常に多いです。私もそう思います。

 

そこで調べてみたんですが、実はヤクルトから整腸剤、サプリメントが発売されています!

写真左の「ヤクルトBL整腸薬」と写真右の「マルチプロバイオティクスサプリメント」です。

 

「ヤクルトBL整腸薬」は1995年と古くから発売開始されており、

「ヤクルトマルチプロバイオティクスサプリメント」は2020年11月から発売開始されています。

 

この2つの違いってなんでしょうね?疑問に思ったので調べてみました。

 

この2つ、一応、整腸薬とサプリメントに分けられているのですが、成分的にほとんど差はないそうです。

 

大きな違いは販売方法で

「ヤクルトBL整腸薬」は、コンビニやドラッグストア、ネットで購入できますが

「ヤクルトマルチプロバイオティクスサプリメント」は、ネット販売のみとなっています。

 

値段ですが、

「ヤクルトBL整腸薬」が36包入りで1,900円でした。1包53円で1日3包飲むとすると、1日159円の計算になります。

対して「ヤクルトマルチプロバイオティクスサプリメント」は15包入りで2700円でした。1包180円で1日1包飲むとすると、1日180円の計算になります。こちらの方が少し割高になりますね。

 

さて、この2つの製品の大きな特徴ですが、

どちらも

ヤクルトに含まれる「乳酸菌シロタ株」と

ミルミルに含まれる「ビフィズス菌BY株」が入っています!

 

この製品を飲むことで、乳酸菌とビフィズス菌が一度に摂れることになります。非常に効率的ですね。

 

しかもこの乳酸菌シロタ株とビフィズス菌BY株ですが、生菌です。凍結処理をしているとのことで、粉末が溶けることにより、ある程度が生きたまま腸に届くようになってます。

 

さらに、気になるカロリーも1日10キロカロリー前後ですので、カロリーを気にする必要はなさそうですね。

 

それでは一番肝心の菌数はどうでしょうか?これも調べました!

ヤクルトBL整腸薬は1日3包、

ヤクルトマルチプロバイオティクスは1日1包で換算すると、どちらも摂れる菌数はほぼ変わらないそうです。

具体的には

乳酸菌シロタ株が 6,000万〜60億個

ビフィズス菌BY株が 1.5億〜150億個

が1日で摂れる菌数とのことでした。

(ばらつきがあるのは個人の腸内環境によるものです)

 

まあ、菌数だけで見ると、ヤクルトやミルミルを1日1本飲んだ方が遥かに菌数は多いです。

 

当然ですが、ヤクルト1000のような安眠効果はないでしょう。

ですので、下痢や便秘を治す整腸効果や、大腸ポリープ、大腸がんの予防効果を期待して飲むものと考えると良いのではないでしょうか。

 

一般的に、食品から摂取する生菌は1〜2日で腸内で死んでしまいますので、毎日毎日継続して摂取することが一番大事です。

 

そう考えると、ヤクルトやミルミルを毎日飲むよりは、このヤクルトBL整腸薬や、ヤクルトマルチプロバイオティクスの方が続けやすいのではないでしょうか。

 

興味がある方は試してみてくださいね。

スタバに新しいフラペチーノが出ました。「The メロン of メロン フラペチーノ」です。

非常に人気があり、午後には売り切れてしまうこともあるようです。ほとんどのお客さんがこれを注文していましたので、店内がメロンの香りで充満していました。

 

今日はここまでになります。それではまた次回お楽しみに!

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秋山 祖久総院長

国立長崎大学医学部卒業。
長崎大学医学部付属病院・大分県立病院など多くの総合病院で多数の消化器内視鏡検査・治療を習得。2018年11月より福岡天神内視鏡クリニック勤務。